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2018-09-14

マレーシアでトーマンを釣る – Belum Temenggor full day fishing in Royal Belum

マレーシアのトーマン(雷魚)釣りといえば有名な湖が2つあります。その一つBelum Temenggorでトーマンを狙ってきました。なかなか渋かったのですがなんとかキャッチも成功。釣り以外の楽しさもありましたのでご紹介してみたいと思います。

Belum Temenggorってどんな場所?

まずはBelum Temenggorがどんなところなのかご紹介します。

  • 名称 : Belum Temenggor full day fishing
  • WEBサイト : http://belum.com.my/
  • 営業時間 : 不明
  • 対象魚 : トーマン(雷魚)
  • 料金 : 1人につき 485リンギット(最小2人以上~なので1人の場合は970リンギット)

マレーシアの首都クアラルンプール中心部から車で北上すること4時間半。地図からも想像がつくと思いますが熱帯雨林の中に位置する大きな湖で釣りをすることになります。周りには山というかジャングルしかありません。

レンタカーなどで自走される場合はガス欠にご注意下さい。道中はびっくりするぐらいガソリンスタンドが少ないため、ガソリンスタンドを見つけるたびに満タンにしていくぐらいの感じのほうがいいと思います。

公式ページによるとトーマンフィッシングに適した時期は10月~3月のようです。湖は時期によって増水・減水の差が激しく、私が訪れたとき(9月初旬)は大減水していました。そのため普段は細い川になっているような場所へは入っていけませんでした。

ボートは思ったより広く安定感のあるものでした。出船可能人数は2人~6人。今回は1人で2人分の金額を支払いました。4人以上の場合は船を2艇に分けるようです。

船には運転手兼フィッシングガイドが一人つきます。今回お世話になったのはアチャイさん。トーマンフィッシング専門のガイドではなく、トレッキング(ジャングル探検)のガイドをメインに行なっている方でした。そのため釣りの腕前(キャストやラインの結び方など)はそれほど上手いようには見えませんでしたが、とても良い方でよかったです。

昼食や水、軽食などが料金内に含まれていますので釣り具以外は手ぶらでOK。さらにビールが好きだという話をしたから気をきかせてくれたのか、2日目はビールを6本も持ってきてくれました。全てサービスです。

私が調査した2日間に限って言うと、トーマンは1匹しか釣れませんでした。ルアーでの反応は皆無。結局餌(ナマズの泳がせ釣り)でキャッチ。ガイドのアチャイさん曰く、「先日4人で来た日本人は2人がボウズだった」とのことでした。やはりイージーな釣りではなさそうです。

小さなトーマンでよければホテルの桟橋付近で数釣りできるらしいです。私がタックルを準備している間に小さなミノーで3匹ほど釣っていました。

ホテルとセットで予約も可能

Belum Temenggorのページからコンタクトをとると宿泊と釣りのプランを組んでくれます。しかし今回は個人的にBooking.comを利用してホテルを手配しました。このリンクから予約されれば宿泊料金が2,000円OFFになりますよ→https://www.booking.com/

宿泊したのはベルム レインフォレスト リゾート(Belum Rainforest Resort)というホテルです。リゾートホテルなので非常にきれいな施設でした。今回のマレーシア遠征で唯一贅沢をしたホテルです。

これでも1泊8,000円ほどでしたのでマレーシアの宿泊施設の安さには驚きますね。

ベルム レインフォレスト リゾートには桟橋があり、フィッシングガイドが集合時間にそこまで迎えに来てくれます。ちなみに部屋から桟橋までは徒歩3分ほど。

料金システムとルール

Belum Temenggor full day fishingは1人につき1日485リンギット(2018年9月現在のレートで約13,000円)がかかります。しかし最小人数は2人から。今回は1人での釣行だったので2人分の970リンギット×2日分を支払いました。最大人数は6人まで。1つのボートに乗れるのは3人までなので、4人以上の場合はボートが2つに分かれるようです。

バーブレスフックの使用などのルールは特にありません。ルアー釣り、餌釣り、トリプルフックなんでもOKです。ライフジャケットについては用意してもらえます。マレーシアではライフジャケットの着用について厳しいルールはありませんが、走行中だけライフジャケットを着用してくれと言われました。

スケジュールはこんな感じ。

(03th Septemper -04 September 2018)
07:30 : Meet your guide and boat staff at the Belum Rainforest Resort Jetty. Please be on time, toman won’t wait for you!
12:30 : Packed lunch break. You boat will dock along the shores of the rainforest and you will do a short trek along Sungai Ruok river. You will reach a picturesque waterfall, where you can also have a swim, then enjoy your packed lunch. Fishing activities will resume afterwards once you get back to boat.
14:30 : Second fishing session of the afternoon will start.
18:30 : Before the sun sets completely you will get back to Pulau Banding, the fishing trip is over.

トーマンの釣り方

釣り方はなんでもOK。私は基本的にはルアーで釣るものだと思っていたのでバズベイトやクランクベイト、ミノーなどをメインに使用しました。

しかし2日間を通してバイト数は1度のみ。釣り場の雰囲気は最高ですがルアーで釣れる気はまったくしません・・。

基本的にはスローに誘うのが鉄則のようです。タイのチャドー(雷魚)釣りではバズベイトの高速巻きで誘うイメージがあったのですが、同じ魚でも場所によって反応するルアーの動きも違うのかもしれません。

クランクベイトは稚魚ボール狙いで使用します。日本ではあまり知られていない釣り方なのですが、数百、数千匹の群れでかたまって行動する雷魚の稚魚の様子がまるでボールのように見えることから稚魚ボールと呼ばれており、この稚魚ボールには大きな親雷魚がついて子供たちを守っています。その親雷魚を狙う打ちするという釣り方。

稚魚は定期的に呼吸するために水面に現れるので、水面が小さなナブラのようにザワザワした瞬間にそこへ向かってクランクベイトをキャストし、稚魚を襲う敵を演じます。すると親雷魚は当然怒ってルアーに攻撃してくる。そんな釣り方で、比較的簡単にビッグトーマンを釣れると言われています。下の動画は釣られた親雷魚にまとわりつく稚魚ボール。

日本ではネストでの釣りなどをよく思わない人も多いですが、タイやマレーシアの雷魚(チャドー・トーマン)釣りではかなり一般的な釣り方。今回は稚魚ボールがなかったのでこの釣り方はしませんでした。

餌釣りのほうはナマズの泳がせ釣りでした。トーマンに飲み込まれても切られないようにワイヤーリーダーを入れてシングルフックをセット。そこに小さなナマズをちょん掛けし泳がせます。

適当に糸を垂らすのではなくトーマンが呼吸したところを狙い撃ちする感じでした。

私はこの釣り方でなんとか1匹キャッチ。正直ルアーで釣れる気は全くしませんでした。

マレーシアのトーマン釣りに使用したタックル

私が使用したタックルは以下。

立ち木が多いのである程度強引にやりとりできる強いタックルで挑んだほうが言いと思います。

しかし思った以上に渋い釣果でした。2日間の日程でキャッチしたトーマンは1匹のみ。それでもガイドのアチャイさんが気をきかせてくれ、釣れない時間帯もジャングル探検に連れて行ってくれたりと、釣りだけではなく大自然を身近に感じられるよい旅となりました。

一点注意すべきはスコールです。湖は熱帯雨林の中にあります。宿泊したホテルの名前もレインフォレストリゾートというぐらいです。午後から雨が降ることが多いようですので、まともに釣りができるのは15:00ぐらいまででした。もちろん時期によるとは思いますが。私は雨の中釣りをするのが大嫌いなので早上がりしています・・。

Belum Temenggorでの釣り動画

動画を撮ってきました。釣り場の雰囲気や釣り方など是非参考にしてみてください。

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