ビッグスイッシャー選びに絶対必要な視点
ビッグスイッシャー、完全にハマってしまった。あの爆発バイトがたまらなく面白い。先日のアマゾン遠征でも全日程の9割はスイッシャーを投げていたと思う。
ただ、20日間ほぼぶっ続けでスイッシャーを投げ続けて気づいたことが2つほどあるので記録として残しておきたい。
プロペラやヒートンがすぐに壊れる
ビッグスイッシャーというルアーは少し変わったルアーで、アクションさせるたびに大きなプロペラが勢いよく回って水面をかき回し、ジュッジュッジュッ!という気持ちのいい音をたてながら魚にアピールする。おそらくこの時にプロペラにはかなりの水圧がかかっていて、プロペラとヒートンの接点に摩擦が生じる。
市販のスイッシャーに最初から装着されているヒートンは弱い金属が使われているのか、それこそ丸2日ほど使い続けると摩擦で削れて折れてしまうのだ。
水面でアクションしている時にヒートンが限界を迎えて折れてしまうとそのままプロペラは水没することになる。つまりヒートンが折れるとヒートンもプロペラも両方失ってしまうためルアー自体が使い物にならなくなってしまう。
そこで純正のヒートンを一度取り外し、日本のホームセンターで購入したステンレス製のビスで代用してみたら今度はプロペラのほうが先に削れて潰れるようになってしまった。下の画像の通りプロペラが回転するときにヒートンとプロペラに生じる摩擦によって見事に削れて千切れてしまっている。
でもこの潰れ方であればヒートン(ビス)自体は生きるためプロペラの交換のみで済む。だから私は基本的にこちらの組み合わせを使用していたのだが、20日間の釣りで計9個のプロペラが全く同じように削れて潰れてしまった。
もちろん、アクションの強さやスイッシャーの使用頻度によってかなり差はある。現に同行者は全くと言っていいほどこのようなトラブルを聞かなかった。私はこの20日間の釣りの中で9割程度の時間をスイッシャーで遊んできたためヒートンやプロペラにかかる負荷が他の皆さんに比べて大きかったんだと思う。
予備プロペラ購入時の注意点
ここからが本題。先述した通りビッグスイッシャーを投げ続けるとどうしてもヒートンとプロペラの接点に生じる摩擦によってヒートンもしくはプロペラを失うことになる。個人差はあるだろうが私の場合は大体2日に1個程度のペースで新品に交換した。ブラジルの釣り具屋ではビッグスイッシャーのプロペラが単体で販売されていることからも、ビッグスイッシャーにとってプロペラは消耗品だと割り切ることにした。
だが問題はここからだ。潰れてしまった時の予備としてプロペラを購入する際、絶対に見落としてはいけないことがある。それはプロペラが回転する方向だ。私は絶対に右回転するプロペラをオススメする。
その理由は単純で、一部例外(逆ネジ)を除いて基本的にはこの世に存在するネジは右に回すと締まり、左に回すと緩むようになっている。おそらく市販のビッグスイッシャーのヒートンも例外なく右に回すと締まるようになっていると思う。それにも関わらず市販されているスイッシャーに装着されているプロペラは左回転する構造になっているものがあるのだ。なぜなのか理由が分からない。嫌がらせか?と思ってしまう。
私はこの事実に気が付く前にスイッシャーのヒートンごとプロペラを何度か失った。魚がかかったわけでもないのにルアーをアクションさせているとヒートンごとプロペラが無くなってしまう。最初は「ルアー本体の素材として使用されているウッドがボディー内部でボロボロになってスポッと抜けてしまうのかな?」と思っていたのだが、決定的な原因がわからず気持ち悪かった。
しかし予備として購入したプロペラをよく観察してみると、プロペラの構造が左回転するようになっているプロペラが混ざっていることに気が付いた。中には市販されているルアーを新品で購入した時点で元々左回転するプロペラが装着されているスイッシャーもある。
これだとアクションを続けるたびにプロペラが左に回転するため、その時に生じる摩擦が少しづつ少しづつヒートンを緩める方向に回していき、気付けばヒートンごと脱落してしまうのだ。
予備のプロペラを購入する際、そして市販のビッグスイッシャーを購入する際も必ずこの点は確認したほうがいい。プロペラは右回転するものを選ぶことをオススメします。
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