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2023-02-10

DAIWA ジリオン TW HDのハンドルがポキッと折れた3連発

2022年11月。アマゾン・ネグロ川で私は約20日間ビッグスイッシャーを使ってピーコックバス(ツクナレ・アスー)を狙ってきた。スピナーベイトやペンシルベイトなども使ったが、全釣行の9割以上はビッグスイッシャーを投げていたと思う。それだけスイッシャーの釣りに魅了されてしまった。

特大サイズは釣れなかったが釣果はまずまず。より一層スイッシャーの釣りが好きになったのはよかったのだが…

20日間のビッグスイッシャーの釣りにはリールが耐えられなかった

スイッシャーでの釣りに使用したリールは2つ。どちらも「耐久性」や「強さ」が売りのジリオンTW HDだ。

最初に事件が起きたのは釣行16日目。いつものようにスイッシャーを激しくアクションさせていると突然「パキッ」という乾いた音と共にジリオン TW HD 1520XHLのハンドルが折れてしまった

ハンドルノブを固定している軸の付け根から。折れ口はまるでヤスリで削ったかのようにスパッときれいに折れている。

ベイトキャスティングの釣りはブラックバス釣りを中心に約15年間続けてきたが、こんなことは人生で初めての経験だった。おそらく原因はビッグスイッシャーを激しくアクションする時に生じる摩擦による負荷が繰り返しハンドルにかかり続けたため、金属が疲労破壊を起こしてしまったんだと思う。

ビッグスイッシャーはロッド操作と同時にリールのハンドルも使ってアクションする。簡単に例えるとジギングのアクションを逆向きにするようなイメージ。毎日のように激しくハンドルを回して使ってきた結果、16日目に限界を迎えてしまったのだろう。

しかたがないので1つだけ残ったハンドルノブを使って釣りを続けざるを得なかった。

しかし3日後の釣行19日目、残ったもう一つのハンドルも全く同じ折れ方で折れた

こちらも限界を迎えてしまったようだ。これではもうラインを巻き取ることができないから使い物にならない。釣りの日程が残り1日というタイミングで本当によかったと思う。仮に10日目ぐらいに折れてしまっていたらその後の釣りができなかったのだから…

しかしこれで終わりではなかった。釣行最終日、スイッシャー用にと用意してきたもう1つのリールジリオン TW HD 1000XHLのハンドルも全く同じように折れてしまったのだ。

もう笑うしかない。このままスイッシャーを使い続ければ最後のハンドルまで折れてしまうんじゃないかと思い、この後はビッグベイト(巻くだけでいいルアー)に変更して二度とスイッシャーを投げることはできなかった。

ペンシルベイトやスピナーベイトのような日本のバス釣りと同じ使い方でこんなトラブルが起こることはまずないと思う。しかしビッグスイッシャーでの釣りはちょっと特殊。アクションする度にリールに大きな負荷がかかる。当然といえば当然だが、日本で販売されている多くのリールはビッグスイッシャーでテストされていないと思う。こんな使い方は想定外。だから今回のリール破壊の経験は私にとって非常に有意義なものだった。

アマゾンの釣りは本当に過酷だ。20日間もアマゾンで釣りをするということはなかなかないかもしれないが、念のために予備のリール(もしくはハンドル)を持って行くことをお勧めする。

関連記事:リールのハンドルだけでなくビッグスイッシャーのプロペラも壊れます

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