2025年版 釣りYouTuberの撮影機材を一挙公開(アクションカメラ・ドローン等)
YouTubeチャンネル「エルドラド」を開設して早いもので8年。国内の釣りはもちろん、タイ・マレーシア・台湾の釣り堀をご紹介するとことから始め、ミャンマーやブラジルなどこれまでに様々な国の釣りに挑戦してきました。
YouTubeを始めた当初はアクションカメラ(当時GoPro HERO3+ Black Edition)とiPhoneで撮影してきましたが、その後徐々にカメラ機材を買い替えながら現在まで8年も投稿を続けてこられたのは全て視聴者様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。
そこで今回は2025年になった今YouTubeで使用している撮影機材をご紹介してみようと思います。
アクションカメラ DJI OSMO ACTION 5 PRO
まずはアクションカメラ。頭や首元など体に身に着けて一人称視点での撮影が可能で釣りYouTuberには欠かせないのがアクションカメラです。これまでGoPro HEROシリーズを長く使ってきましたが、2025年からDJI OSMO ACTION 5 PROに買い換えました。
その理由はGoProはいつまで経っても熱に弱く原因不明の不具合が改善されないからです。詳しくはGoPro完全終了!釣り用アクションカメラはDJI OSMO ACTION 一択で間違いないをご覧ください。
そこに現れたのがDJI OSMO ACTION 5 PRO。熱に強いしバッテリーの持ちもよくGoProに比べると2~3倍ほどあるので長回しが必要な釣りには非常にメリットを感じますし、暗所での撮影も圧倒的に明るくきれいに撮ってくれます。今のところ熱停止や不具合もなくストレスフリーで超快適。
ヘッドストラップで頭に付けて一人称視点の映像を撮るための1台。そして定点カメラにして客観視点の映像を撮るための1台。計2台を使いまわしています。
バッテリーは全部で4つ。充電しながら使っています。
ヘッドストラップ VS ネックストラップ
アクションカメラで一人称視点の釣り動画を撮影する際に議論になりやすいのが、ヘッドストラップで頭に固定するか、ネックストラップで首元に固定するかというものがあると思います。どちらにもメリット・デメリットがありますが、私はいまのところヘッドストラップで頭に固定する派です。
ヘッドストラップを使う最大の理由は、自分の目線とほぼ同じ角度から見た映像をそのままお伝えできるので視聴者さんにとってヘッドストラップのほうが観やすいだろうと思うからです。ネックストラップも何度か試しましたが釣り動画の撮影には難しく感じる点がいくつかあって、例えばフッキングした時やファイト中に魚がジャンプした時とかに腕しか映っていないという時間があったり、最後にランディングする時に魚がほとんど映っていないということが凄く気になりました。
ただ、ルアーをアクションさせるような釣りをする場合はヘッドストラップだと竿先しか映らないので、視聴者さんからすれば一体どんなアクションをしているのか分からないというデメリットもあります。そのため私は首を90度曲げて下を向いた状態で手元のカットを撮影し後から映像に差し込むことで「こんなアクションで釣れましたよ」ということが分かるように演出しています。
見た目が圧倒的にダサいのはもうどうしようもないです。スタイリッシュなネックマウントには絶対に適いませんが、YouTube用の映像を撮影して視聴者の方に観てもらうという目的においては私の見た目のダサさよりも視聴者さんの観やすさに重点をおくことのほうが大事かなと思ってヘッドストラップを使い続けているんですけど、そうは言ってもヘッドストラップは本当に見た目がやばいのでさすがに街中で撮影する時はネックストラップを使いますし、頭にカメラが付いてると”撮ってます感”が凄いので周りにたくさん人がいる時はなんかやらしいというか映りたくない人にとっては迷惑がられると思ので、私もそろそろネックストラップでの撮影を練習して切り替えていくべき時期なのかなとも思ってます。
外部マイク DJI MIC MINI
続いてマイク。YouTube用の魚釣り動画を制作する際には映像の質よりも音の質のほうが大事だと思っています。声の音量を邪魔するぐらいうるさいバックミュージックが流れてたりとか、周囲の雑音で声が聞こえにくい動画は4Kだろうが8Kだろうが観ていられません。
そこで、OSMO ACTION 5 PROを購入される際に同時購入することをオススメしたいのがDJI MIC MINIというワイヤレスマイク。
同じDJIから出ているこのワイヤレスマイクは、一度設定さえしてしまえばOSMO ACTION 5 PROの電源を入れてDJI MIC MINIをケースから取り出すだけで自動的にペアリングされます。毎回面倒な設定をする必要がありません。ワイヤレスマイクなので邪魔くさいケーブルもありません。快適に釣りをすることができます。
さらにマイク2つまで同時接続できるので、2人で一緒に釣りする時でも最大で400mまで離れて釣りをしても2人分の音声をしっかりと録音してくれます。しかも編集するときに2人の音声を別々に分けて、Aさんの音声だけ大きくしたり、Bさんの音声だけ削除したりという編集も可能。
レシーバーを接続すれば他社製品のハンディカムやスマートフォンなどでも使うことができるため、室内で撮影する語り系の動画にも重宝します。
ハンディカム SONY FDR-AX45
2人以上で撮影を行う際にはSONY FDR-AX45というハンディカムを使用していて、映像の美しさはアクションカメラの比になりません。よりきれいで自然な映像を撮影することができます。
ピントを人の顔に合わせることは当然のようにできますが、その人全体(全身)に合わせることができたり、オートフォーカスをロックして動いているものにピントを追従させることができたり、ソニー独自の「空間光学手ブレ補正」という手ぶれ補正機能が搭載されているので、カメラを持ちながら歩いたり走ったりしても手ブレをかなり軽減してくれますし、ズームして遠くのものまでめちゃくちゃキレイに撮影できるのがハンディカムの強みですね。
ズームに関しては4K撮影だと30倍、HD撮影で最大40倍のズームが可能です。40倍ズームって言われてもピンとこないと思うので実際にズームした映像をご覧ください。
ハンディカムでしか撮れない映像っていうのがあるので、サイズがちょっと大きくて釣りに持っていくには少し邪魔になるのですが、どうしても持って行ってしまいます。
iPhone 13 Pro Max
YouTubeの撮影とは関係なく誰もが1つは持っているスマートフォン。
私はiPhone 13 Pro Maxを使用していますが、アクションカメラよりも明るくきれいに撮ることができてハンディカムよりも手軽に持ち運べるというメリットがあります。スマートフォンは常に手元に置いてあるため撮影のために買い足す必要もなく、思いついた瞬間に撮影を始めることができます。
ドローン Potensic ATOM SE
空撮用に使用しているのがPotensic ATOM SEというドローン。
釣り場を上空から俯瞰で見ることができるので、釣り場全体の雰囲気を視聴者さんに伝えることができます。
ドローンといえばDJIが有名ですが、DJIのドローンは良いもので500,000円程する高級品。素人が一般的に使用されるモデルでも100,000~200,000円程するのでなかなか敷居が高いカメラだと思います。しかしPotensic ATOM SEはAmazonで30,000円を切る価格帯で購入できるというのが魅力の一つです。
操縦も非常に簡単。スマホの画面を見ながら操縦するタイプで、15分ぐらい適当にいじっていれば説明書を見なくてもなんとなく操作できるようになります。そしてちょっと設定すれば自動的に自分を追跡して撮影し続けてくれたり、万が一見失ってもバッテリーが切れそうになったらGPSで自動的に出発地点まで戻ってくるという機能まで備わっており、まさにドローン入門者には最適なドローンだと思います。
空撮映像があればYouTubeのワンカットとして映像の幅が広がるので30,000円程度であれば投資しても損はないのではないでしょうか。
SDカード
カメラ本体にストレージが内蔵されている場合もありますが、アクションカメラもハンディカムもドローンも、基本的には撮影した映像を記録するためのmicroSDカードが必要です。
私が使用しているのはSanDisk microSD 128GB。
このSDカードを何枚か所有・管理しています。SDカードの容量は256GBが2枚、128GBが14枚。これだけたくさんのSDカードを所有するのにはワケがあって、海外遠征などで1週間2週間とパソコンにデータを移すことなく撮影し続けなければならない時のために最大2週間分の映像を余裕をもって残せるようにしています。
私の場合はハンディカムやドローンの場合は撮影時間がそれほど長くないので128GBもあれば十分に2週間分の映像を残せますが、アクションカメラで全てのキャストを撮りたい場合に128GBは私の設定(2.7K/60P)私の撮り方でちょうど1日分の釣りを撮影できるため、これは1日目のデータ、これは2日目のデータ、これは3日目のデータ…といった感じで1日ずつSDカードを交換することによって後から編集する時に分かりやすくて便利なので、512GBとか1TBみたいな大容量のものを少量3,4枚でやりくりするのではなくてあえて128GBを複数枚購入してます。
また、SDカードを複数枚に分散させることによって遠征中に万が一紛失してしまったとしても全てのデータを失うというリスクを避けることにも繋がります。と言うのも以前タイランドで釣りをしていた時に船の上でGoProからSDカードを抜いたらSDカードが勢いよく飛んでいって水没させてしまったという経験があるからです。仮に512GBとか1TBの大容量SDカードの場合はその分持っていく枚数が減るので便利は便利なんですが、予期せぬ事故でSDカードを失くしてしまった場合にそれまでに撮影した全てのデータを一瞬にして失くしてしまう可能性があるので、遠征釣行で何泊かの釣りも撮りたいよっていう方はリスク分散という意味でも128GBを複数枚持っておくのがベターな選択なのかなと思っています。
アクセサリー類
アクションカメラやハンディカムを使用する際に様々なアクセサリーが必要になってきます。まずは三脚。
カメラを固定するために最もオーソドックスで必要不可欠な三脚は、ハンディカムやiPhoneに向かって話をするタイプの映像を撮影する際や定点カメラとして使用する際に大小2種類を使い分けています。大きなほうがSLIK F740。小さなほうがVelbon EX-miniSです。
次にアクションカメラのマウント類ですが、中でも一番使用頻度が高いのがヘッドストラップ。
先述した通り一人称視点の映像を撮影するにはヘッドストラップでの撮影が視聴者の方にとって一番観やすい映像が撮れると思っています。
街中での撮影やバイクなどで撮影する際はネックストラップがお勧めです。
そしてアクションカメラやiPhoneを固定して客観視点の映像を撮影するのに便利なのが360°回転するUlanziのスーパークランプ。
ネジを締めこむことによって強力に固定されるので、三脚が置けないような場所だったり高さのある場所に取り付けることができます。木の枝でもバイクのハンドルでもとにかく挟み込める場所であればどこにでも装着できてがっちり固定できます。
続いて自撮り棒。
自撮り棒に関しては個人的にそれほど使用頻度が高いものではありませんが、あれば何かと便利です。アクションカメラを使って歩きながら自撮りしたり、走行中のボートを客観視点で撮影できたりします。長さは120~150cmまで伸びるものがお勧め。
バッテリーの充電には大容量モバイルバッテリーとソーラー充電器を使い分けていて、アクションカメラのバッテリーがなくなったらその都度充電しながら使いまわしています。
南国とか真夏で天気がいい日はソーラー充電器でも十分に充電できるのでモバイルバッテリーのバッテリー残量を減らすことなく撮影を続けることができます。
素人のYouTuberにはプロにない親近感がある
今回ご紹介した撮影機材はプロのカメラマンが使用している機材に比べたらおもちゃみたいなものです。しかし我々素人YouTuberが視聴者に求められるのは映像のクオリティーよりも内容の質。映像の作り手としてはどうしてもかっこいい映像を作りたくなってりしますが、本当に求められているのは動画の内容が面白いか役に立つか。
まずは最低限の機材を揃えて実際に撮影・編集しながらトライ&エラーを繰り返していくことが重要かなと思っています。これからYouTubeやTikTokなどのSNSで動画配信してみたいという方の参考になりましたら幸いです。
私が使用している撮影機材一覧
最後に今回ご紹介した撮影機材を一覧にまとめてみましたので興味あるものだけでも買ってみてください。
- DJI OSMO ACTION 5 PRO(アクションカメラ)
- DJI MIC MINI(マイク)
- SONY FDR-AX45(ハンディカム)
- Potensic ATOM SE(ドローン)
- SanDisk microSD 128GB
- SLIK F740(三脚)
- Velbon EX-miniS(三脚)
- ヘッドストラップ
- ネックストラップ
- Ulanziのスーパークランプ
- 自撮り棒
- 40800mAh 大容量 モバイルバッテリー
- 30W ソーラー充電器
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