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2016-09-23

釣りを覚えて人生が変わった

下釣りの素晴らしさを語る上で引用される中国の有名な格言はご存知の方も多いでしょう。

「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。」
「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。」
「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。」
「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」

私は幸運なことにその全てを経験することができた今、本当にその通りだと思っています。釣りを覚おえて人生の幸福度が確実に上がりました。

バス釣りを覚えて人生が変わった

思えばバス釣りは私が釣りを本格的にするようにするようになったキッカケの釣り。山と川に囲まれた岐阜県で生まれ育った私は、父親に連れられて近所の小川へ魚釣りに出かけるというのが楽しみでしかたがありませんでした。釣り針にミミズを付けて垂らすとオレンジ色のウキがピクピクと反応するのが楽しくて楽しくて。釣れる魚はフナやカワムツが多かったですが、ナマズやニゴイのようなたまにしか釣れない魚が釣れた時や、オイカワのように体色がキレイな魚が釣れた時には当時ハマっていたドラゴンボールカードのキラカード(キラキラ加工されたカード)が出たような感覚で特に感動していた記憶があります。

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そんな私が小学5年生になった頃、ブラックバス釣りという変わった釣りに出会いました。その釣り方はミミズのような餌で釣るのではなく、ルアーという一見おもちゃにしか見えない針が付いたプラスチックで魚を釣るというのです。ウソのような釣り方に半信半疑でしたし最初のうちは全く釣れなかったのですが、ある日はじめてのブラックバスを手にした時の光景は今でも鮮明に覚えています。

その日は早起きして父親が運転する車の助手席でワクワクしながら近所の池に向かっていました。池に到着した時にふと時計を見るとデジタル表示で「5:55」になっていて、「なんかいい事ありそう」って思ったんです(笑)そんなことまで覚えているぐらい、私にとってルアーでブラックバスを釣るという体験は人生においても特別な体験だったのかもしれません。当時の私は釣りを楽しむというよりルアーをキャストして巻いてくるという行為自体が楽しくて、飛距離をかせげるという理由でバイブレーションが一番のお気に入りでした。いつものように遠投して巻いてくると突然の違和感。最初はビニール袋のようなゴミが引っかかったんだと思っていましたが、なんか様子がおかしい。竿先から伝わるビクビクとした生命感にめちゃくちゃ興奮しました。人生初のブラックバスは25㎝とかなり小さめでしたが、手を震わせながら写真撮影したことをはっきりと覚えています。

これは人生初のブラックバスを釣り上げたときのバイブレーション。ルアーの名前もメーカー名も分かりません。財布の中に1,000円も入っていなかった約20年前の私が近所の釣り具屋さんで購入した安物ルアーです。たしか380円とかそんな値段だったと思います。

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20年経った今でもこうして大事に持っているんですから笑っちゃいますよね。それからは学校が終わると毎日のように自転車で池に行きました。だから私はゲームのことをほとんど知りません。学校で大ブームになっていたファイナルファンタジーやドラクエのことを全く知らないんです。テレビゲームよりもバス釣りをしていました。

滋賀県に引っ越してバスボートを購入

そんな私も中学校に上がった頃は異性を意識し始め、女性にモテたい一心でギターやファッション(洋服や髪型)のほうに力を入れるようになり、バス釣りから遠ざかることになります。思春期の私を突き動かすモチベーションの全ては「女にモテル」でしたから・・。あなたもそうですよね?^^;

バス釣り熱が再発したのは24歳の時。小学生の頃にやっていたバス釣りは近所の野池でおかっぱりというスタイルだったということや、知識もお金も無かったため1本のスピニングロッドでワームのノーシンカーからスピナーベイトまで投げていたということもあり、ブラックバスは釣れなくて当たり前という認識を持っていました。しかし24歳のある日、ひょんな事で琵琶湖でフローターでのバス釣りを体験することとなり、なんとその日は1日で10匹以上のブラックバスが釣れたのです。しかも最大で47㎝。近所の野池では有り得ない釣果でした。

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琵琶湖ってすげー!フローターすげー!バス釣りに対する概念が大きく変わった日でした。それから毎週末は譲り受けたフローターを持って片道2時間かけて琵琶湖に通いました。釣果はまずまずで50アップを釣ることも。バス釣りに関する雑誌やDVDを漁り、それなりに知識も増やしていきました。

完全に琵琶湖でのバス釣りにハマッた私は、27歳の時に琵琶湖まで徒歩5分の場所へ引っ越す決意をしました。滋賀県大津市にアパートを借り、生活の拠点としたのです。その時にお世話になった仲介業の担当者さんは、「バス釣りのために滋賀県に引っ越して来られる方は多いですよ」と言っていました。

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滋賀県での生活は夢のような毎日でした。歩いて行ける距離にたくさんの釣り場(ポイント)があり、仕事が終わってから「1時間だけ琵琶湖で遊んでこようかな」ということができてしまうんですから。毎日のようにバス釣りをしているうちにさらにバス釣りにのめり込んでいき、オカッパリやフローターはもちろん、小型船舶の免許を取得しレンタルボートを借りてバス釣りを楽しむようになりました。

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そして私の人生というか価値観を大きく変えてくれる人と出会うことになります。バス釣りをする人であれば誰しも憧れるバスボートを、その人は所有していたのです。もちろんバスボートというモノの存在は知っていましたし、「いいなー」程度に遠い目で憧れてはいましたが、実際に乗ったことはありませんでした。はじめてバスボートで釣りをするという体験をさせてもらえたことで、琵琶湖でのバス釣りに対する考え方がまたまた変わってきたのです。大きなエンジンで湖上を疾走する爽快感はなんとも言えません。とにかくカッコイイの一言。私もこんなボートを所有できる人になりたいと心の底から思いました。

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それから私がバスボートを購入するまでそれほど時間はかかりませんでした。たまたま状態の良い2007年式 TRITON(トライトン) TR-21X HPを見つけたのです。

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エレキやメーターなどの細かい部分は何度か壊れましたが、”マイボートでの釣り”は一言でバス釣りという言葉ではくくれないような気がします。まったく新たなカテゴリーと言ってもいいかもしれません。気分は最高でした。

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いろんな魚を釣ってみたい

ブラックバスだけでなくもっといろんな魚を釣ってみたいと考えるようになった私は、意識的にいろんな釣りに挑戦するようにしていきました。自分でルアーを作ってみたり、渓流での岩魚やアマゴ、管理釣り場でのニジマス、夢のロウニンアジに海外での怪魚釣りなどなど、新たな釣りに挑戦し新たな魚を手にするたびにその幸福感は増していきます。「〇〇を釣る」というゴールを設定し、そこに辿り着くまでのプロセス全体が楽しくてしかたがありません。

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ブンサムラン・フィッシングパーク

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GTフィッシング

ピラルク釣り

「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」という中国の格言の通り、今の私にとって魚釣りが人生における最大の楽しみであるということは間違いありません。釣りを覚えて人生が変わりました。おそらくこの記事をここまで読んでいただいたあなたも、同じように釣りに幸福感を感じているアングラーの一人だと思います。釣りをはじめるきっかけや、どんな魚を釣っているかは人によって全然違うと思いますが、釣りって本当に楽しいですよね。そんな話題で朝まで呑みたいです。

今後も国内・海外問わず新たな魚に挑戦していきます。その中で新たなネックレスもどんどん開発していきますが、「こんなものが欲しい!」というご要望などがありましたらこちらのページよりお気軽にお問い合わせください。今後とも宜しくお願い致します。

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