パックロッドが折れた話【ゼナック エクスペディション EP73S】
やってしまった。買ったばかりなのに・・。
ゼナック Expedition EP73S を折ってしまった
タイの人気釣り堀ブンサムラン・フィッシングパーク。先日購入したばかりでお気に入りの3ピースパックロッド、ゼナックのEP73Sで挑みます。
ちなみにリールはソルティガ5500H。ラインはPEの5号を巻いています。30kg前後のメコンオオナマズを何匹か釣ることが出来ました。3ピースとは思えない滑らかなアーチを描いてくれます。
ところが・・。
これまでよりは少し大きいかな?というナマズとファイトを楽しんでいたときに事件発生。足元まで寄ってきても抵抗を続けるオオナマズ。下へ下へ潜ろうとするナマズを、グリップエンドをお腹にあててグゥ~っと耐えていた、その時!
バンッ!という大きな音と共にバットでぼっきり折れてしまったのです。ちょうど継ぎ目の部分。差し込んでいるほう(オス)が継ぎ目の根元で折れてしまいました。
折った瞬間は少しパニックになっていたのか、どのような状況で折れたかというのをはっきりとは覚えていませんでしたが、動画を見返してみると完全にロッドが持つパワーの限界を超えて破壊されたような折れ方です。EP73Sはもう少し強引なファイトができる竿だと思って購入したのですが、そうではなかったようで。扱いを間違えました。
50kgという大物は釣れたものの、竿一本折ってしまった後です。喜びと悲しみ入り混じり複雑な気分でした。
パックロッドは折れるのか?
折れた箇所がちょうど継ぎ目だったことから、今回の件でやっぱりパックロッドは折れやすいんじゃないの?って思ってしまいました。しかし実際はパックロッド(継ぎ竿)だからということが理由で折れることはまずなく、折れるのは他に理由があることが多いようです。プロのロッドビルダーさんにお話を伺いました。
Q.パックロッドにすることで強度は弱くなるんですか?
パックロッドは継ぎ目の部分を丈夫に作っているので普通に使っていて継ぎ目部分が弱くなって折れるということはまずあり得ません。パックロッドにすることで強度が落ちるということではなく、ワンピースロッドだろうがパックロッドだろうがブランクスの設計がしっかりしていないとよく折れる竿と言われてしまいます。ただ、折れないロッドはないんです。人が作ったものは絶対に壊れます。使い方しだいでどんなにいい竿でも折れることはあります。
Q.ゼナックEP73Sが折れたのは僕がやりすぎましたか?
EP73Sはおそらく低弾性のカーボンを使っているので曲がりやすい竿だと思います。そのためバットから曲がるので一番負荷がかかる部分がバットになります。おそらくロッドが耐えられるパワーの限界を超えてしまったのが折れた原因ではないでしょうか。
折れたEP73Sを修理に出したら1週間で直ってきた
気に入っている竿でしたので帰国後すぐに修理を依頼しました。ZENAQのロッドは半永久保証がついているため、万が一破損してしまった場合でも免責金額のみで修理することが出来ます。半永久保証というのは決して無料修理を保証するものではありません。以下ゼナックの公式WEBサイトから引用。
保証期間と保証回数
無期限で複数回有効です。
(修理可能期間は製造打ち切り後3年までとし、それ以降でも修理部品の在庫がある限り修理対応させて頂きます。但し、製造打ち切り後3年未満の製品でも材料等の入手困難などの理由で修理が出来ない場合は同等商品での代替修理とさせて頂く場合があります。)
免責金額
保証書に記載されている免責金額がお客様のご負担になります。
(2ピースロッドなどのマルチピースロッドの場合、表示されている免責金額は1箇所に付有効です。#1,#2が同時に破損した修理の場合はそれぞれのピースについて免責金額が必要になります。)
折れた竿を送料元払いでゼナックさんへ発送。その後約1週間で修理が完了し帰ってきました。
修理にかかった金額は12,690円。返送にかかる送料はゼナックさんのほうで負担していただけるみたいです。代引きで送られてきたため修理代金は配達員さんにお支払いしました。
破損してしまったパーツ(ピース)は新品に交換され、継ぎ目もしっかりと調整してくれていました。
今回の失敗を忘れずに、今後はロッドのパワーを考慮したファイトを楽しみたいと思います・・。
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