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2020-07-04

DEENのスイベルラチェットハンドル。2つの”初めて”

本日ご紹介するのはDEENのスイベルラチェットハンドル。品番はDNR2F-06というもので、メーカーWEBサイトには「フルターンラウンドスイベルラチェット」と記載されています。現役で車関係の仕事をしている友人が「もう使わないから」ということで先日貰っちゃいました。工具好きにとって工具のプレゼントほど嬉しいものはないですよね。

初めてのDEEN工具

私はDEENの工具をこの目で見たのが初めてです。というかむしろDEENというメーカーの存在を知ったのがつい最近なんです。

ちょっとややこしいのでご説明します。私は15年ほど前に2年ほど車屋で働いていたことがありました。その時に工具の魅力に惹かれて主にSNAP-ONの工具を集めたりしていたんですけど、当時は勤めていた車屋の先輩が誰もDEENの工具を使っていなかったし、DEENという言葉を誰からも聞いたことがなかったんですよ。だから単純に知らなかったという話です。アストロプロダクツやスロレートというブランドを知ったのも最近で、当時私が工具ブランドとして認識していたのはスナップオン、マックツール、KTC、シグネット、TONE、ハゼット、スタビレーぐらいじゃないですかね。DEENというブランドは存在すら知らなかったです。

車屋を辞めてからは1年ほどブローカーを自分でやってましたが、それ以来車関係の仕事からは十数年離れていて、工具も工具箱に入れっぱなしで年に1回だけ拭き掃除するぐらいでした。しかしここ数か月の間に工具熱が再発してしまいまして、YouTubeでもいろんな方の工具関連の動画を見るようになりました。そこで初めて存在を知ったのがDEENというブランドです。

気になって少し調べてみたんですがDEENというブランドが生まれたのは2000年ということですので、私が車屋に勤めていた時にはすでにあったはずなんですけど全く知らなかったです。今みたいにYouTubeとかInstagram、TwitterみたいなSNSを積極的に利用する時代じゃなかったですから、自分の置かれた環境だけが主な情報収集元になっていました。つまりGoogleとかYahooでこちらから積極的にキーワード検索しなければ基本的には新たな情報を手に入れられなかった時代です。でも今はこちらから検索しなくてもAIが私の欲している情報や興味のある情報を勝手にオススメしてくれるので、情報収集の形はまるっきり変わりましたよね。例えばYouTubeの関連動画とか、Amazonのあなたにオススメの商品とかですね。そういう関係でほんとつい最近になってDEENを知りました。そして私にとって初めてのDEENの工具がこのスイベルラチェットということになります。

初めてのスイベルラチェットハンドル

スイベルラチェットの存在自体はずっと知っていました。それこそ大好きなスナップオンからも出てるし、ちょくちょく浮気するマックツールからも出てますし。当時もずっと欲しいなぁと思ってたはずなんですけど、結局買わなかったのがこのスイベルラチェットでした。

最近になって工具熱が再発して、車関係の仕事をしている友人と遊んだ時に工具の話になり、その友人はマック好きなのでマックのスイベルラチェットを見せて貰ったのですが「これめっちゃいいやん」「買おうかな」とか話してたら「使ってないのあるからあげるわ」ということで貰ってしまいました。初めてのスイベルラチェットということもあってもう気に入りまくってます。

DEEN フルターンラウンドスイベルラチェット DNR2F-06

差し込み口は1/4sq。ギア数が72枚。全長が155mmということで手のひらサイズとは言わないかもしれないですが非常にコンパクトで扱いやすいサイズだと思います。フルターンラウンドスイベルラチェットという名前の通り、どちらもボディーにソケットがあたるまで可動してくれるので、いろんな角度でボルトナットにアクセスできると思いますし、ドライバーのように使える。これがスイベルラチェットの一番の利点だと思います。

グリップがマックのペンタグリップにそっくりで、人間工学に基づいた形状(五角形)になってるんですけど、マックのドライバーに比べてもまるパクリなんじゃないかと思えるほどグリップの形状は似てますね。

この六角…いつ使うの?

1つ気になった点がありまして、グリップの付け根が六角形状になっているのですが、この六角の意味って何なんでしょう。見た感じ多分10mmだと思います。これってドライバーにはよく見られると思うんですが、ドライバーの場合はブレード側からメガネレンチを差し込んで固着したネジをカチッと回せるということでたまに使います。しかしこのラチェットの場合は形状的にメガネレンチをはめ込むことができません。そのためこの六角を使おうと思ったら必然的にスパナかモンキーを使うことになると思うんですね。となると、これの用途って何?って思ってしまうんですよ。

例えばこの六角を使う必要がある場面があるとすれば、ソケットを真っすぐにした状態。つまりドライバーのようにボルトナットを回したいんだけど固くて回せないから六角にスパナをかけてより強い力で回せますよってことだと思うんですけど、それならヘッドを90°に曲げて使えばいいやんって話で。むしろそれがスイベルラチェットの利点なんじゃないの?って思うわけですよ。強いトルクもかけれるし、早回しもできるよっていう。

仮にこの六角にスパナかなにかをかけて回すよりも90°曲げてグリップを握ったほうが強い力で回せるような気がするんですよね。10mmのスパナって言ったらそんなにごついわけでもないので、しっかりとグリップを握って作業したほうが確実だし安全だと思います。

グリップを90°に曲げると何か障害物に当たってしまうから回せないけど、真っすぐ伸ばしてスパナをかければ回せるってい状況もあるのかな?とも思いました。でもそれなら普通にエクステンションバーをつけたほうが良くない?という結論に至り…ちょっとこの六角の存在意義が分からないです。有効活用の方法を知ってる方みえましたら是非コメントで教えて貰えると嬉しいです。

あと一つ。ヘッドにON/OFFの切り替えが付いてるんですけどこれがまぁまぁやりにくいです。もう少しつまみというか指のひっかかりが良ければさらに良いかなって感じですね。

ということで、友人に貰ったDEENのスイベルラチェットをご紹介してみました。大変気に入っております。

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