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2020-11-05

21歳、免許取り消し&月給15万円の僕でもスナップオンで工具を揃えることができた理由

こんにちは。エル道楽のカズシです。突然慣れない挨拶ですいません。と言うのも、YouTubeのサブチャンネル「エル道楽」を開設致しました。サブチャンネルでは、メインチャンネルでやるまでもないけど何かの役に立つかもしれない釣り動画や、私の趣味などを投稿していきたいと思いますので宜しくお願いします。

というわけで今回は私の趣味の1つでもある工具をイジイジしながら、15年前の私の失敗談とプチ成功体験の話をしてみたいと思います。

車屋さんで働くことになった理由

メインチャンネルのほうでは何度か話しているかもしれませんが実は私、20代前半の頃に車屋さんに勤めていたことがありました。車屋と言っても販売というよりかは主に私の仕事は車の修理・整備・板金/塗装だったんですけど。あんまり覚えていないんですが確か2年ぐらい勤めてました。

この車屋さんで働くこととなったきっかけがありまして、実は21歳ぐらいのときに車の免許が取り消しになってしまったことがあるんです。当時若かったのでシートベルトとか一旦停止無視とかちょくちょく重なって、最後にスピード違反で一気に12点どん、累積15点、免許取り消し!みたいな感じで。非常にお恥ずかしい話です。

※写真は免許取り消しになった時に乗っていた車。しかたなく売却してローンだけが残りました。

地元は田舎ですし当時働いていた会社は車がないと絶対に通勤できない会社だったので、会社をやめて家から自転車で行ける範囲内の職場を探すことになったわけです。で、どこで働こうかなと思ったときに、当時車やバイクが好きだったということもあって、自宅から徒歩でも行ける距離にある車屋さんに電話して面接に行ったんですが、その時には正直に話しました。車の免許はありません、そして欠格期間が1年あるので1年間は免許を取ることすらできませんというふうに。ただ、その代わり給料はほんとに少なくてもいいです、勉強させてください!という感じで頼み込んだらその場で採用してくれて、次の日からだったか自宅から折りたたみ自転車で出勤して、働かせてもらうことになりました。もうあれから15年近く経ちますしその時の社長や社員の皆さんとは顔を合わせることもないのですが、今でもそ本当に感謝しています。

車屋さんに出社して最初に受けた衝撃

入社してまず最初に驚いたことがあります。整備士の先輩が2人いたんですが、それぞれマイ工具を持っていたんですよ。要は会社で働いているにも関わらず、仕事に使う道具・工具は全部自腹で買い揃えていたんです。まぁ今考えれば当たり前なんですけど、当時の私にはそれが衝撃的で、「仕事道具なんだから会社が用意してくれるんじゃないんかよ!」って思ってました。

さすがに最初のうちは先輩に工具を借りながら仕事を教わってたんですけど、私も徐々にマイ工具を買い揃えていくことになるわけです。今でも覚えていますが最初に購入したのがKTCのドライバーとラチェットセット。あとはシグネットのメガネとラチェットコンビ。それをホームセンターかなんかで買った小さなプラスチック製の工具箱に入れてやりくりしてました。

そのうちに不思議なもんで、仕事も覚えていくうちに工具に興味が出てきたんですね。「俺も自分の工具が欲しい!」っていうふうに思うようになったんです。でも毎月の給料が確か、最初の1ヶ月は120,000円ぐらいで、1月ごとに5,000円ずつ上がっていって、最終150,000円になったときにストップしたんですよ。車の免許がない車屋なんて使い物になりませんから当然ですね。雇ってもらえただけラッキーだと思っていました。そこからは最後退社するまで150,000円のままだったような覚えがあります。

超安月給でもスナップオンで工具を揃えることができた理由

工具も結構な値段するのでそんな安月給でマイ工具を買うとなるとかなりきつい。現実的にムリ。生活費だけでカツカツでした。そこで私はなんとか稼げないかと考え、ヤフオクとモバオクという2つのオークションサイトを使って副業を始めました。まぁ今でいう“セドリ”ってやつですね。当時はそんな言葉なかったと思いますが、やってることは今のセドリと一緒でした。ヤフオクで安く買った服をモバオクで高く売って利ざやを稼ぐという非常にシンプルなものです。これが結構稼げました。

というのも当時若者のファッションは「お兄系」と言われるスタイルがめちゃくちゃ流行っていました。そしてそのお兄系ファッションが好きな若者がよく見てた Men’s egg という雑誌があって、その雑誌で取り上げられた服っていうのは翌月にはもれなくパクリ商品みたいな似たような服が安く出てくるという流れがあったのです。

そこで私はヤフオクで「お兄系 カットソー」とか「お兄系 ジーンズ」とかって検索して出てくる商品をずらっと見ながら、Men’s eggで大きく紹介されている服に似た服を見つけて出品者に交渉するんです。30枚買うので安くしてくれませんか?みたいな感じで。結局1枚あたり1,800円ぐらいで買えてたんですけど、それがモバオクで1枚5,000円程度でバンバン売れたんです。商品名に「お兄系」とか「メンズエッグ」っていうタイトル付けるだけで。

なんでこんなことが起こったのか自分なりに考えてみると、15年前でスマホもないような時代。私たちの生活にとってインターネットというものがそれほど当たり前ではなかった時代です。たぶんヤフオクはパソコンでやるものだったのでどっちかと言うとユーザーの年齢層が高めだった。でもモバオクはガラケーで利用するオークションサイトだったので、とちらかというと年齢層が若かったと思うんです。だから、「ヤフオクはできないけどモバオクはできる」っている若年層のユーザーが買ってくれてたんだと思います。たまたま私はパソコンもガラケーもどっちもできる若年層だったので、どちらのサイトも見れたっていうのが有利だったんだと思います。

そうやって私は車屋の収入以上の収入を毎月セドリで稼ぎ、その利益をほとんど工具につぎ込んできました。しかもその時によくしてもらっていた同業者の方がいるんですが、その人が大のスナップオン好きで、私も完全に影響されてしまいまして・・。購入する工具はスナップオンが増えていきました。でもスナップオンはめちゃくちゃ高いのでその分本業もセドリも頑張ってたって感じでした。

その後27歳の時に自分で商売を始めますが、今思えばこの時の経験は私にとって自分でお金を稼ぐと心に決めたきっかけになったのかもしれません。これが21歳、免許取り消し&月給15万円の私でもスナップオンで工具を揃えることができた理由です。

最後にマイ工具をご紹介します

スナップオンのドライバーはなぜか2セットも買ってしまいました。クラシックハンドルとソフトグリップハンドル。こういうのって性格でますよね。私は極力オレンジで揃えてます。クラシックハンドルのほうについてはほとんど使ってもいません。工具箱に入っていることに満足してしまっています・・。でも人生で始めて自分のお金で購入した工具の一つでもあるKTCの貫通ドライバーが一番思い出深いですし一番使用頻度も高め。

プライヤー系はクニペックスが多めですが、いろいろ使ってます。そういえば今年1月にアマゾンに釣りに行ったんですけど、その時のメンバーの一人が釣り用のプライヤーにクニペックスを使っている人がいて、ちょっとテンション上がりました。

ラチェットはスナップオンが多めです。ソケットはシャロー、セミディープ、ディープと一通り揃えました。スナップオンに限らずラチェットはプッシュボタン式になっているのが個人的に好きで、オイルとかで手がべとべとになるとソケットを交換するときに滑るのでこれは非常に便利です。1/4、3/8、1/2と揃えたのですが、ただ残念なことに1/4のラチェットセットをどこかで無くしてしまいました。もう車屋ではないのでよっぽどないと思いますが次にもし工具を買うことがあれば1/4のラチェットセットを買うと思います。

メガネレンチもスナップオンが多め。10°オフセットを使うことが多かったですが、意外と60°のオフセットが痒いところに手が届く的な感じで重宝してました。あとはストレート。スナップオンのものもありますが、ストレートに関しては当時はシグネットのものを愛用していました。ベルトを交換する時とかにめちゃくちゃ使ってたのを思い出します。あとはホームセンターとかに売ってる安物のメガネとかも意外と使えることがあって、例えばスナップオンのメガネだとボルトにぴったりこないと入らないので手が入らなくて作業しにくい場所とかのボルトを緩めるときになかなかハマらないことがあるんですが、安物だと多少遊びがあってカタカタする分微妙な角度でハマってくれて逆にいいみたいな時もあります。

個人的に工具の中で一番テンション上がるっていうか、シルエット的にかっこいいなと思うのがコンビネーションとスパナ。かっこいい。これもスナップオンが多めですが、一時期「Pimp My Ride」っていうボッコボコの古いアメ車をWest Coast Customs(WCC)っていうカスタムショップがかっこよく生まれ変わらせるっていうアメリカの番組があって、その魅せ方がまぁ当時の僕にはめちゃくちゃかっこよく見えて・・。かっこいいものは真似したい!って思うじゃないですか。West Coast Customsが使ってる工具がMACなんです。「俺もMAC欲しい」ってなって。コンビネーションレンチ、これだけMACのを買いました。オープンエンドに搭載されたナックルセーバーが気に入っています。

という感じで懐かしのマイ工具たちと共に車屋時代の思い出を語ってみました。工具もぴかぴかになりましたし、ひさしぶりに車とかバイクいじりしたいですね。最後までご覧いただき有難うございました。

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