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2020-11-30

スナップオンのコンビネーションレンチ SOEXM

本日ご紹介するのはスナップオンのコンビネーションレンチ。品番はSOEXMになります。サイズは10、11、12、13、14、15、16、17、18、19mm。まぁスナップオンのど定番コンビネーションレンチですよね。

フランクドライブというイノベーション

スナップオンの商標で代名詞でもあるフランクドライブ、フランクドライブプラスというシステムがオープンエンド部分に採用されているモデルになります。このギザギザですね。

このギザギザがあることによってボルトナットへの設置面積が増えるのでより強い力をかけることができるということです。スナップオンのWEBサイトによると、ギザ無しのオープンエンドレンチと比較して限界トルクが最大62%向上したということです。ついでにWEBサイト読んでて「なるほど」って思ったので少し引用させていただきます。

スナップオンが米国軍から要望を受けてから、すでに40年以上が経過しました。当時米軍ではジェットエンジンの軽量化にともない、ボルト、ナット類(ファスナー)を小型化する計画が進行されていました。これにより、小型化されて新材質となったファスナーヘッドに対して十分な張力を発揮させるため、より強いトルクで締めることができるレンチが求められました。こうして完成したのが「フランクドライブR・レンチシステム」。レンチにおける最大の発想がここに誕生したのです。より大きいトルク、より良い解決策、そしてイノベーション(革新)。こうして生まれたのが「スナップオン・フランクドライブ・レンチシステム」です。

ということなんですね。米国軍からの要請で開発されたっていうのは知りませんでした。

マックツールのオープンエンドにも同じようなマックエッジっていうシステムがあります。私は昔マックのナックルセイバーというシステムが採用されたコンビネーションレンチを使ってたことがありましたが、マックエッジとナックルセイバーは全く違うものなんですよね。マックエッジはスナップオンのフランクドライブと同じようにボルトナットへの設置面積を増やして高トルクをかけれるというものなんですけど、ナックルセイバーは文字通りナックルをセイブする(拳を守る)という目的で、ギザギザではなくオープンエンドの内側の形が微妙に変わっていて、パッと見は溝が1本だけあるような形状をしてます。つるっと滑って拳を何かにぶつけてしまわないようにするための工夫ですね。

なぜかマックの話になってしまいましたが、スナップオンのフランクドライブはオープンエンド側だけじゃなくてボックス側にも採用されてまして、ボックス側はどういう仕組みかと言いますと6角形のボルトナットに対してレンチを装着というかカチッとはめた時にボルトナットの角ではなくて面を捉えてくれるというものです。それによってボルトの角がなめにくいし、角で捉えるよりも強い力をかけることができるというものですね。

ボックスエンドについた角度

もう一つの特徴としましては、ボックス側は10°~15°ぐらいの角度が付いています。

これによって平面に取り付けられてるボルトナットを回すときもしっかりと握り込んで使うことができますね。この角度ってけっこう大事だと思います。もちろん場所によっては角度が無いほうがいいっていう場合もありますけど、どちらかというとこの角度があることによって助けられる場面のほうが多いような気がします。美しいですね。

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