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2020-07-13

スナップオン エクステンションバー FXKとFXKL

本日ご紹介するのはスナップオンのエクステンションバー。品番はFXKというセットと、FXKLが1本です。どちらも首を振らないタイプになります。

ソケットを装着したときにソケットが全く動かないタイプですね。それに対しソケットがカタカタ首を振ってくれるようなウォブルタイプっていうのもあって、ウォブルエクステンションバーであれば障害物が邪魔で素直にアクセスできないボルトナットとか微妙な角度のボルトナットにもアクセスできます。また、首振りとロックの二役こなすやつもありますよね。このタイプは首を振らないのでボルトナットが付いている面に対して真っ直ぐに直角にしかアクセスできないですが、ソケットから手元の工具までがあまりぶれることなくカチッとくるので回した時の力があまり逃げることなくボルトナットにダイレクトに伝わるという利点があると思います。

スナップオン エクステンションバー FXK

サイズは6種類ありまして、FXK3、FXK4…というように表記があるんですがこの数字はインチ表示ですね。例えば一番長いものでFXK11とあります。11インチをセンチに換算すると約28cm、280mmになります。一番短いもので約40mm。これらのエクステといろんなサイズのソケットを組み合わせることによってほとんどのボルトナットに対応できると思います。例えば4インチ(約10cm)のエクステにシャローソケットの組み合わせだと障害物が邪魔で工具が入らないけど、3インチ(約7.5cm)のエクステにセミディープを組み合わせると全体の長さが若干短くなってちょうどいい、みたいな感じで。

ソケットのサイズ(シャロー、セミディープ、ディープ)と組み合わせることで、30cm以内であれば長さで困ることはほぼないと思います。

ただ、30cm以上の長さが必要になってくると話しは別で、私はこれ以上長いエクステを持っていません。なので例えば緩めたいボルトナットまでの距離が45cmぐらいあってどうしても手が入らないような場合は、11インチと6インチを繋げて使ってしまいます。これでちょうど45cmぐらいになります。

でも教科書的にはこういう使い方をするのはNGとされています。その理由は分かりませんが、固く締まったボルトナットにこういった使い方をするともしかしたらジョイント部分で工具が破損してしまうかもしれないし、工具の破損だけならまだしも勢いで怪我をしたりする可能性もあるからかなぁと思っています。私もさすがにスピンナーハンドルを使わないといけないほど固く締まったボルトに対してこういう使い方はしませんが、10mm、12mmのボルトとかだったら普通にエクステを延長して使ってしまうので反省しないといけませんね。エクステは60cmとか1m近いものなど、もっといろんな長さのものがあるので毎日工具を触るような人であればできるだけ全て揃えておくのがいいのかもしれません。

エクステンションバーと組み合わせるオススメ工具

あとは角度で困ることも多々ありまして、長さは足りてるんだけど角度的にソケットがボルトを噛んでくれない時には首振りタイプが必要になってきますね。私が一番好きな組み合わせはこれ。Tハンドル×ラチェットアダプター×エクステの組み合わせ。いまのところこれが最高です。

スタンダードな大きさのラチェットハンドルって、最初に一発緩める時だけはグリップを握って使いますが、一発緩んでしまった後はもう頭を包み込むようにして持ってしまうんですよ。よっぽどボルトが錆びててなかなか回らないような時はグリップを握ると思いますがずっとグリップを持って使うことはほぼないので、このTハンドルとラチェットアダプターの組み合わせが使える場面であればラチェットハンドルを使うことはまずなくなりました。固くて緩まないときはスライドさせてトルクかけることもできるし。

TハンドルをL字にした状態が要はラチェットハンドルと同じ状態で、L時のまま早回ししたいとなるとめちゃくちゃやりにくいんですね。でもこれをT字にすることによって左右のバランスが取れるので遠心力も使ってめちゃくちゃ軽快な動きができるんですよ。ラチェットハンドルにはできない動きだと思います。

スナップオン ロッキング・エクステンションバー FXKL

エクステの話から脱線してますが、最後にこれ。FXKL。これは何が違うかというとソケットをロックできるエクステンションバーです。

エンジンルームとかの細かな作業中に工具が何かに当たってソケットが外れてしまうと、外れたソケットを探すのも大変ですし取り出すのも大変なので、そういったことを防止してくれるというやつですね。例えばプラグを交換するとき。車によってはプラグホールが結構深いものがあって、プラグを取り外した時になにかのひょうしでソケットが外れてしまったらプラグホールの中にプラグとソケットが残ってしまうわけです。まぁいろんな工具を使えば拾えないことはないですが、普通に時間の無駄だしプラグが外れた状態でごちょごちょするともしかしたら内部にゴミが入ってしまうかもしれないし。そういったなんやかんやを解消してくれるのがこのロック付きエクステンションバーということになります。

ほんと、工具っていろいろありますねぇ。

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