釣り遠征に便利なスーツケースを見つけた。ほとんどのパックロッドを収納できてロッドケースが不要に!
今回は飛行機で他県や海外に遠征して釣りをするという方に便利なスーツケースを見つけた。一般的なスーツケースに比べてスラっと細長い形をしてるSOUYU STICKのプライムハードケース。
SOUYU STICK
PRIME HARDCASE
28,000円(税込30,800円)
プライム ハードケースは、SOUYU STICK.のボードとパドルやポンプ、その他の付属するアクセサリーの全てを収納する事を考慮した専用デザイン。SOUYU STICK.のラインナップの中の、幅が800mm以下のボードは基本的に収納可能です。きっちりボードセット一式を収納できるのがポイントです。また、通常の旅行でのスーツケースとして使用もでき、TSAロック付きで海外旅行の預け荷物としても安心して使えます。クルマに収納する時も(自宅での収納も)、カーゴボックスと同じく、綺麗に収める事が可能になるのも特徴です。注意:ボードの収納可能サイズに関しては、ご購入前にご確認ください。
先日これでタイランドに釣りをしに行ってきたのだが、このスーツケースが釣りの遠征と非常に相性がいいと感じたので、具体的にどんなところにメリットを感じたのかなどをご紹介してみようと思う。
飛行機を使った遠征釣行にはロッドケースが必須だった時代
釣りで遠征する時は持ち物の半分以上が釣り具になってしまうことが多い。そうなると飛行機に乗る時にどうやって釣り竿を預けるかが問題になってくる。近年はパックロッドが主流になり持ち運びに困るということも少なくなってきたのだが、昔は本当に大変だった。
私が初めて自分の釣り竿を持って飛行機に乗ったのが2012年の4月。その時はグリップで脱着できるタイプの一般的なGTロッドを持って沖縄でGTフィッシングをしたのだが、専用のロッドケースを買って飛行機に乗せてもらっていた。
国内の移動はJALかスカイマークを利用することが多く、往路航路含めて過去に100回以上搭乗したがこれまで一度もロッドケースで超過料金を請求されたこともないし、竿が折れるというトラブルも一切ない。ただ、一度だけこのロッドケースでミャンマーに行ったときにサイズオーバーで1万円の超過料金がかかったことがあった。そしてこういった類のロッドケース(バズーカ)は単純に長くて大きいので持ち歩くのに不便でしかたがなかった。
他には2ピースの竿を持っていけるように自分で長さを測って塩ビ管のロッドケースを作ったりと、とにかく飛行機への釣竿の持ち込みには悩まされてきた。
パックロッドの普及でロッドケースが不要になった
近年はほとんどの魚種で4ピース、5ピースのパックロッドが出てきており、機内持ち込みができたり預け荷物のスーツケースに入れて飛行機に乗ることができるようになった。しかし3ピースのパックロッドの中にはスーツケースに入らないものもまだある。例えば私が持ってるもので言うとゼナックのエクスペディション83-6トレバリー。これは仕舞寸が90cmあるので普通のスーツケースには入らない。
そのためこの竿を持って飛行機に乗るためにはスーツケースとは別にロッド専用のケースが必要になってくる。
しかしなんとこのSOUYU STICKのプライムハードケースには入ってしまう。
もともとこのケースはインフレータブルタイプのSUPを持ち運ぶためのもので、SUP本体、パドル、手動ポンプなんかも全部入るように設計されているため、仕舞寸が長い3ピースパックロッドもスッポリ入ってしまうのだ。これならGTやマグロのような魚を釣りに行く時でもこのスーツケース1つで行けてしまう。
実際に長さを測ってみたら一番長いところで93cmとちょっとあるので、少し余裕をみても仕舞寸法が92cmまでの竿なら収納できると思う。
そして現地で釣り具を持ち運ぶためのバッカンを入れることもできる。横幅は狭いがその分長さがあるので一般的な一番大きいサイズ(90L前後)のスーツケースと容量は同じぐらいだろう。
かなり大容量なので釣り具とか撮影機材、着替え、日用品など遠征釣行に必要な夫婦2人分の荷物を全部入れることがでる。
伸縮ハンドルが不要で運びやすい
縦に細長いことによってハンドルの位置がちょうど良い位置にきてめちゃくちゃ運びやすい。
そして多くの一般的なスーツケースに付いているスライド式のハンドルが付いておらず、内部の凸凹が無くなって両サイドがフラットで荷物を収納しやすい。
さらに釣り具がたくさん入って重量が20kgを超えてくるようなスーツケースはスライド式のハンドルでは非常に運びにくく、ストレスを感じている方も多いのではないだろうか。スーツケースを転がしたときに重さが外に逃げようとするというか、ハンドルを内側に向けるように運ばないといけないので握力を使って手首に負担がかかるし、スライド部分が歪んで壊れたという経験もあるかもしれない。
しかしこのスーツケースなら真ん中のハンドルで運べるので重量が20kgを超えるような場合でも変に力まなくてよくてかなり楽なのだ。
ダイヤル式TSAロック
ロックは全部で3つ。3桁の暗証番号で開くのが2つと、真ん中は鍵なし。暗証番号はいつでも自由に変更できる。
このダイヤル式のロックにはTSAロックも付いてるのでアメリカでもある程度は安心できる。ただ、TSAロックを解除するカギはTSAの職員だけが持っていて厳重に管理されてるものだと思っている人が多いかと思うが、実際は普通にAmazonなどで誰でも買えてしまうため逆に怖いと思う人もいるかもしれない。
この鍵さえ持っていればTSAロック付きのスーツケースなら他人のものでも開けることができてしまうのだ。ちなみにこのスーツケースはTSA007という鍵を持っていれば誰にでも開けられてしまう。私もスペアキーとして所持しており暗証番号を忘れてしまった時には便利だが、この仕組みはそもそも鍵の意味をなしてないので今後どうにか変わっていってほしいと思う。
ハンズフリーになり重みから解放される仕組み
もう1つ便利なのがこのベルト。手荷物のバッグや空港で買い物したものなんかを引っかけて運べる仕組みになっている。
私の場合はスーツケース1つと小さなバッグ1つというスタイルで遠征することがほとんどなので、空港内の移動や地での移動の時に全ての荷物をキャスターを転がして運べるので、体にかかる全ての重みから解放されてめちゃくちゃ助かっている。キャスターの動きもかなりスムーズだ。
仕舞寸法が長いパックロッドでもロッドケースが不要になる可能性がある
釣りで遠征するときはなるべく道具を最小限に厳選していくと思うが、特に海外に行くときは、
- ロストバゲージが怖い
- 飛行機を降りてから荷物が回ってくるのを待つのが嫌
- 航空券を少しでも安く抑えたい
などいろんな理由で預け荷物なしで機内持ち込みできるサイズのスーツケースやバックパックだけで行くという方も多いと思う。そんな方にとってはスーツケース自体が邪魔だと感じられるかもしれないが、どうしても荷物が多くなってしまう方だったり、機内持ち込みできないサイズのパックロッドを持って行かなければならないような釣りをされる場合は、専用のロッドケースを用意しなくてもこういった長めのスーツケース1つで解決されるかもしれない。見た目もかっこよくて本当にオススメ。
気になる方はHASCOの公式ページをチェックしてみてください。
※48時間以内に返信させていただきますが、返信の際に通知は届きません。48時間ほど経過しましたらお手数ですがまたこのページに戻ってきてコメントをご確認下さい。