宮古島でサメを釣ってサメバーガーで食べてみよう

需要があるかは分かりませんが、宮古島でサメを釣ってハンバーガー（サメバーガー）で食べる手順をご紹介します。今回は宮古島の梅宮カツオ組のカズさん、タカヤさんにご協力いただきました。本当に有難うございました。

活きボラを捕って餌を確保しよう

まずはサメを釣るための餌を確保しましょう。今回は生きたボラを捕まえるということで、とあるポイントへ案内されました。太陽が沈んだ19:00～20:00頃に潮が満潮となるタイミングが合えば簡単に捕まえることができるという。

その捕獲方法はただ網ですくうというもの。なんとも原始的。

このポイントは満潮になるタイミングと時間帯が合えばボラが大量に接岸するため、ヘッドライトでボラの姿を確認しながら素早くすくいます。ライトを当てすぎると逃げてしまうので注意が必要。わずか15分ほどで7,8匹の大きなボラを捕まえることができました。このボラを生きたまま泳がせてサメを釣ります。

夜釣りでサメを狙うタックル・仕掛け

捕獲したボラを持ってさっそくサメが出るポイントへ。なんとそこは昼間は多くの観光客でごった返す某有名ビーチから目と鼻の先。つい数時間前までたくさんの海水浴客で賑わっていました。サメは夜のほうが釣れるらしいですが、まさかこんな所で本当にサメが釣れるのか？

使用するタックルは打ち込み釣り用のとても長い竿にごついリール。

• ロッド：ダイワ バトルゲーム ガーラモンスター 12号-49遠投
• リール：ダイワ(Daiwa) スピニングリール 16 キャタリナ 6500H
• ライン：PE8号
• リーダー：バリバス ナイロンライン バーマックス石鯛 35号 ブレイズレッド
• オモリ：ナス型オモリ 30号
• フック：がまかつ タマンスペシャル 18号

活きボラの他にもタコの足やウツボの切り身、魚のアラなど、サメが好む餌はたくさんあるようで。どの餌に反応がいいかを探るのも面白そうですね。基本的には餌にサメが食いつくまで放置するという釣り方なので竿は数本出します。

竿先にはケミホタルハピソン 赤 YF-8802を付けて夜でも竿の動きが分かるように。

さらにタマヒュン君というセンサー式のアラームを装着。竿の動きや角度でアラーム音と光を発してアタリを知らせてくれるという優れもの。残念ながらネットでは販売していないみたい。このタマヒュン君の「ピュイピュイ」というアラーム音は癖になります。

泳がせ釣りでサメを釣ろう

タックルと仕掛けの準備ができました。活きボラの背中にフックを引っ掛けてキャストします。

そしてロッドホルダーにロッドをセット。サメが食いついてもロッドを持っていかれないようにドラグをゆるゆるの状態にし、ラインが出ていくようにしておきましょう。

あとはアタリがあるまでひたすら待ちます。皆で乾杯すれば待っている時間は苦になりません。むしろこっちのほうが楽しすぎて竿の存在を忘れてしまうほど。ひたすらルアーをキャストしてガンガン攻めていく釣りも楽しいですが、こうやってまったり待つ釣りも本当に楽しいです。

その時は突然やってきます。けたたましく鳴り響くタマヒュン君のアラーム音。皆でいっせいに音のする竿のほうへ走っていき、いよいよファイト開始です。普段使い慣れない5m近くある長い竿に戸惑いながらもなんとか耐えている感じ。食ってきた餌は活きボラでした。

さすがはサメ。パワフルなスタミナでそう簡単には寄ってきません。

10分ほどファイトしたでしょうか。サメを狙っておきながらこんなことを言うとおかしいかもしれませんが、本当にサメです。こんな所に普通にサメがいるなんて、やはり宮古島の海は魅力的だ。

皆で協力しながらなんとか陸にあげることができました。他の魚に比べるとその風貌は全然違います。やはりサメは貫禄がありますね。普通に怖い・・。

こうしてサメを捕獲することができました。このサメをハンバーガー（サメバーガー）にして食べたいと思います。

サメって美味しいの？

宮古島のK’s PIT DINER（ケーズピットダイナー）というお店はサメを 200円/kg（頭と内臓を除いた重さ）で買い取ってくれるという。今回のサメは頭と内臓を取った状態で8kgだったため1,600円で買い取ってくれました。これで約30食分ぐらいのサメバーガーを作ることができるみたいです。

サメを預けて待つこと数日。サメバーガーが完成したという連絡を受けてさっそく食べに行きました。サメバーガーのお値段は600円。見た目は至って普通の美味しそうなハンバーガーです。

気になるお味は・・？

う、美味い！でもサメだと言われても全然分からない。鶏っぽい。魚類であるサメを食べているのにフィッシュバーガーではなくむしろチキンバーガーっぽいというのは面白かったです。

さすがに自分でサメを捌いて調理するのは難しいですが、買い取ってもらえてしかも美味しく調理してくれるのであればまたサメが釣れたら持って行こうと思います。ご馳走様でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたのお役に立てましたらSNSでシェアすることができます。