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2021-06-17

宮古島移住2ヶ月の僕が思う宮古島での人付き合い

宮古島に移住して早いもので2ヶ月経ちました。今日は宮古島での生活で気づいたこと「人付き合い編」という感じで、宮古島でいろんな方と関わることでちょっと驚いたことについて話してみたいと思います。

はじめましての出会いが多い

移住する前も旅行で何度か宮古島には来てましたので移住する前にすでにたくさんの友達がいましたが、宮古島に引っ越してきてからはさらにたくさんの人と繋がりました。それはなぜかというと、仲がいい人たちと集まって食事をしたりバーベキューをしたりする時は必ず誰かの友人という形で誰かしらがはじめましての人を連れてくるからです。集まっているメンバーの半分以上が始めましてっていうこともザラにあって、移住前もこんな経験は結構ありましたけど、その頻度が異常に高い気がしてます。

ひとつビックリした経験があって、宮古島で知り合った友人からある日「今から同級生と集まってボーリングするからカズピーもどう?」って誘いがあったんです。残念ながらその日は予定があったので行けなかったんですけど、同級生とのプチ同窓会みたいな集まりに完全なる部外者の私を誘うっていう発想が私にはなかったので驚きました。そんな感じで、どんな集まりにでも誘ってもらえるのではじめましての出会いの頻度が多いんじゃないかなと思います。

初対面でも下の名前やあだ名で呼び合う

さっきもチラッと触れましたけど、わたくし、カズピーって呼ばれることがあります。これも宮古島で驚いたことなんですけど、初対面でもいきなり下の名前かあだなで呼び合うっていうのが結構当たり前にされてるんですね。最初自己紹介するときからいきなりあだ名で自己紹介されたり。例えば私にカズピーっていうあだ名があったら、始めまして、カズピーです。って自分であだ名で自己紹介したりするんですよ。これがちょっと変わってるなぁって思ったのと、一番驚いたのは、ある日家のチャイムがなったのでガチャって玄関あけたらクロネコの配達員さんが立ってたんですね。そういえば1週間前にAmazonで買い物したなぁって思いながらおはようございますって挨拶したら、「カズシさんでお間違いないですか?」って言われて。普通こういう時って名字で呼びませんか?配達員の方にいきなり名前を呼ばれたのでちょっと驚きました。

でもこれって実はめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。名字じゃなくて下の名前で呼ばれるのって嬉しいというか、特に大人になってから付き合う人ってほぼほぼ名字で呼び合うと思うんですけど、宮古島で私のことを名字で呼ぶ人のほうが圧倒的に少ないです。

ちなみに私の苗字って宇宙の宇に田んぼの田で宇田っていうんですけど、宮古方言でウダっていうのはデブっていう意味らしいんですよ。お前ウダだな。みたいな感じで相手をけなすような表現で使われる言葉らしいんですよね。それを聞いてからなおさらこっちで名字を名乗るのが恥ずかしくて、今はウタですっていうようにしてます。砂川さんがスナガワでもスナカワでもどっちでもいいよっていうように、私も宮古島ではウタになることにしました。

方言が心地いい

方言でいうとミャークフツっている宮古方言があって、一般的に話されている日本語とは全く違った言葉で話されることがあります。地域によっても違ってくるので一概には言えないんですけど例えば

  • サンダル → サバ
  • かなり → ダイズ
  • 畑 → パリ
  • 最高 → ズミ

のようにとにかく単語が全く違うので、港で良く見るおじぃ同士の会話は何言ってるか全く分かりません。ほぼ中国語のように聞こえます。どれぐらい何言ってるか分からないかが良くわかる動画がありますので貼っておきますね。

下地勇さんっていう宮古島の久松出身のアーティストが宮古方言で話している動画です。宮古の方言を話せる人がそのうちいなくなって方言自体が消滅してしまうんじゃないか、だから方言で歌を歌って少しでも興味を持ってもらいたいみたいな話をされていますが、素晴らしいことだと思います。少なくとも私は下地勇さんの話や歌を聞いて宮古方言に興味を持ちました。

さすがにここまで話せる若い人ってほとんどいないと思いますけど、若い人でも私たちとはちょっと違う方言とかイントネーションで話しててそれがめちゃくちゃ心地いいです。

例えば定番なのは〇〇さー、ですね。岐阜県だと〇〇やん、〇〇やんか、と同じ使い方だと思いますけど、〇〇さーっていうのはほんと聞き心地がいいです。あとは〇〇なわけ、これは岐阜でいう〇〇なんやけど、と同じような表現だと思うんですけど、昨日どこどこで釣りしたわけ、そしたらよーみたいな感じですかね。この言葉も大好きです。あとはほとんど言葉も意味も同じなんですけど〇〇はず、っていうのがあって、岐阜では〇〇なはず、っていうんですよね。例えば、ほんとに大丈夫?って聞かれたら大丈夫なはずって答えるんですけど、宮古の人は大丈夫はずって”な”とか”の”を省略するんですよね。

他にもいろいろありますけどとにかく宮古方言って聞いてて心地いいので大好きです。いつか自分も使いたいなぁと思いつつ、いきなり使いだしたら調子のっとると思われそうでなかなか使えないんですよね。せめてサーぐらいは自然と使えるようになりたいです。

一緒に飲める人が多い

宮古島っていう狭い島なので友達とか知り合いがみんな近くに住んでるっていうのもあって、飲みの集まりがめちゃくちゃ多いです。今から飲むけど来ない?って誘うと突発でもまぁまぁな人が集まるし、集まりの回数は岐阜にいたときに比べると5倍以上になりました。だからお酒の量もめちゃくちゃ増えたので気を付けないといけないんですけど、毎週3,4回は誰かしらの家で飲めるっていうのは岐阜ではなかったです。友達の家に行くのも飲み屋行くのも車で30分とかかかってたのでさすがにそんな頻繁には集まれないですからね。今なら片道10分、帰りは代行で1,000円で飲みに行けます。

いい意味でも悪い意味でも世間が狭い

宮古島の人口は5万人ちょっとですけど、同世代で深く関わる可能性がある30~45歳くらいまでの人だけでいうと1万人ぐらいだと思うんですよ。その中で人間関係を築いていくわけですから、友達の友達は知り合いの友達っていうことがめちゃくちゃあります。だからこっちのグループで人間関係がこじれると、こっちのグループの集まりにも行き辛くなるっていうことがあるみたいです。

先日も私の家に友人を招いて庭で魚を捌いてたんですけど、目の前のアパートに停まってる車から出てきた女性が「あれ~〇〇君」みたいな感じで声をかけてきて、たまたま私の友人の知り合いが私の家の目の前に住んでたんですけど、いい意味でも悪い意味でも世間が狭いので、ほんと悪いことはできませんね。もちろんしませんけど。ましてや浮気なんてしようものならすぐにバレると思います。同世代は必ずいつかどこかで繋がると思って行動するようにしてます。

そして宮古島に来てからメインチャンネルのほうを見てくださっている視聴者さんから声を掛けられる頻度がめちゃくちゃ増えました。岐阜に住んでた頃は釣り場とか釣具屋でたまーに声をかけられるぐらいでしたけど、宮古島に来てからは釣りと全く関係ない日常で声をかけられることがたくさんあります。例えばクロネコの配達員さんにYouTube見てますって言われて玄関先でちょっと世間話したり、マックスバリュで遠くのほうから「エルドラドや」みたいな声が聞こえたので逃げるように店を出たり。

小学生家バレ問題っていうのもあって、先日のYouTube飲み会で話しましたけど、家で仕事してたら小学生5人組が外でずっとキャッキャしてたので玄関開けたら「わー」とか言ってサッと車の後ろに隠れたので車にいたずらでもしたんじゃないかと声をかけたら「YouTubeの人ですよね」みたない感じでからかわれて、その後も家で仕事してると帰宅中の小学生が家の前で「ここがYouTuberの家」とかっていう声が外から聞こえてくるんですよ。ほんと恥ずかしいからやめてほしいんですけど、今ではすれ違いざまに手を挙げて「よっ」みたいな感じで合図しあう仲になりました。

という感じで、YouTubeで顔出ししてるし、宮古島関連の釣り動画をたくさんあげてる以上、どこで誰に見られているか分からないという意識を持って行動しないといけないなというプレッシャーはあります。

とろとろ運転の車にご用心

最後に小話なんですが、田舎のほうへいくとサトウキビ畑がひろがってて信号なんてほとんどないんですけど、そんな道で私が経験したヒヤッとした出来事を2つほどご紹介したいと思います。

両側がサトウキビ畑の片側1車線道路を走ってた時なんですけど、向こうから1台の軽トラが走ってきたんですね。そしたらその軽トラが少しずつ中央線をはみ出して私の車に向かってくるわけですよ。いやいやいやと思いながら減速してよく見ると、おじぃが窓から顔を出してサトウキビ畑しか見てないんですね。運転中にですよ。普段は基本クラクションなんてならすことないですけど、さすがにこの時はプッて鳴らしました。そしたらそのまま手上げて何事もなかったかのように走り去ってしきましたけど、運転しながらあれだけのよそ見し続けるっていうのもある意味凄いなと思いました。

もう一つ。これもサトウキビ畑の片側1車線道路を走ってた時なんですけど、今度は30kmぐらいで走る軽自動車の後ろをゆっくり走ってたんですが、交差点があるわけでもない、自販機があるわけでもない何もないところでいきなり前の軽自動車がブレーキをふんでまぁまぁな勢いで停まったんですね。十分車間距離をとってたので私も一緒に停まれたんですけど、それから10秒ぐらいしても全然動かないんですよ。なんやろうと思いながらその車を追い越して、追い越し際に運転席を見たらおばぁが2人でなんか紙みたいなものを見ながら話してたんですよね。道に迷ったのかなんなのか知りませんけど、内地の間隔で走ってたらカマ掘ってたかもしれません。

宮古島には40km制限の道を40kmで走る車がたくさんいます。なかには30kmで走ってる人もいます。とろとろ運転の軽自動車にはご注意を。ということで今回は宮古島に移住して2ヶ月の私がちょっと驚いたことということをお話してみました。宮古島移住生活、最高に気に入っています。宮古島に移住して感じたポジティブな面とかネガティブな面についても話していますので合わせて観てみてください。

宮古島移住2ヶ月の僕が思う宮古島移住のメリット
宮古島移住2ヶ月の僕が思う宮古島移住のデメリット

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