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2017-09-02

ウキ釣りでフナを狙う(初心者向け)

釣りはフナに始まりフナに終わるという格言がありますが、フナ釣りから釣りを覚えたという人は多いのではないでしょうか。実は私もその一人で、小学生の頃は父親に連れられて近所の小川へフナを釣りに行ってもらったものです。当時は魚釣りに行くのがもの凄く楽しみで、日曜に父親から魚釣りに行くと言われるとかなりテンションが上がりました。昼食の後いつまでもテレビを見ながらタバコを吸い、「あと一服、あと一服」という父親をせかしたのを今でも覚えています。

ウキ釣りは釣りを覚えるには最適

あれから20年以上が経ち今ではいろんな釣りをするようになりましたが、確かにフナ釣りは釣りを覚えるには最適な釣りではないかと思っています。

  • 高額の釣り具が不要でお金がかからない
  • 小さな子供でも比較的簡単にでき、必ず釣れる(ボウズはまずない)
  • ポイントが限られておらず、基本的にはどこにでもいる
  • 危険が少ない(危険な場所で釣る必要がない)
  • それでいて釣れたときの喜びは大きい

一つずつ見ていきましょう。

まずフナを狙うウキ釣りにはまったくお金がかかりません。○万円の竿が・・○万円のリールが・・と言った高額な道具は一切不要。なんなら木の枝に糸を結んだぐらいのレベルでも十分です。ちょっとだけ格好を気にしても全部合わせて3,000~5,000円もあれば始められます。もちろん、フナ釣りも本格的にやるのであれば高額でかっこいい道具はたくさんありますが、これはあくまでこれから釣りを始める初心者の方向けの記事ですので。

仕掛けはシンプルに糸とウキとオモリと針のみ。途中でスイベル(よりもどし)を付けたりすることもありますが、まず最初は上のイラストで十分です。釣具屋さんやAmazonでも必要なものが全てセットになった仕掛けが販売されていますので、それらを購入すればワンタッチで釣りが開始できます。

餌には基本的にミミズを使えばいいと思います。やはりミミズは最強なのです。釣具屋さんに行けば400円前後で容易に手に入り、魚がいるところに垂らしさえすれば入れ食い。

日常生活でなかなか触ることのない生き物ですので、針につける際に最初はとまどうかもしれませんが・・。慣れてしまえば気持ち悪いという感情は一切なくなりますよ。

なんやかんやが絶対に釣れます。

そのため小さなお子様でも絶対にボウズを食らうことはありませんし、魚がいるところにミミズを垂らすだけで後はなんのテクニックも必要ないのです。

そしてフナは基本的に小川、池、用水路などどこにでも生息していますので、釣れるポイントが無いというケースは少ないです。ただしフナは昔に比べて全体的に個体数が減ってきているという話を聞きました。私の近所でも昔はフナがたくさん釣れましたが久しぶりに行ってみたところカワムツ、モロコ、オイカワが多かった印象でした。

ゴツゴツしていて転んだら怪我をするような磯釣りだったり、胸まで水に使って毎年何名もの死者が出ている鮎釣りだったり・・釣りには常に危険が伴いますが、フナを狙うウキ釣りであればあえてそんな危険な場所で釣る必要性は一切無く、比較的安全と言えます。ただし、小さなお子様と行く際はライフジャケットを着用させるなどの配慮は必要ですね。

フナが釣れるポイント

小川でウキ釣りをするならフナを狙いたい!でも先述した通りフナだけを狙うのは難しいです。なぜならフナは基本的にはどこにでも生息していますが、フナが食ってくる前に別の魚が釣れてしまうということがよくあるからです。それでもフナが釣れる確率を上げるために、私なりに狙うポイント選びで気をつけている点としては、

  • 流れがほとんどないけど水は動いているポイント
  • 濁っていて魚の姿が見にくいポイント
  • 水草や大きな石、流木などの障害物周辺

です。流れがある川でフナが釣れないというわけではありませんが、流れがある場所での釣りはちょっと難しく初心者向けではないのであまりお勧めできません。そして水の濁りも重要な要素です。フナは警戒心が強く臆病なので人間の姿が見えてしまうとなかなか食いつかなくなってしまいます。人間側から魚が見えない(見え難い)ポイントであれば、逆に言うと魚からも人間が見え難いわけですから、透明度のある場所よりは濁りが入っていたほうが釣りやすくなります。また、地形がえぐれて水深が深くなっている場所や大きな石や木などの障害物がある場所はフナが付きやすい場所です。

魚がたくさん釣れることに越したことはありませんが、私は自然を感じながらのんびり餌を垂らせるということもポイント選びの要素の一つとしています。

時間に余裕があるのであれば、釣りをする前日に撒き餌をたっぷりしておくと翌日には魚がたっぷり集まっているので釣りやすいと思います。もちろん撒き餌は当日でも効果がありますので試してみてください。ただし水の流れがある場所ではすぐに流れていってしまうので注意してくださいね。

フナを釣るなら底を狙え

最後にウキ釣りでフナを狙う際のワンポイントアドバイスを。フナは底に落ちている餌をついばむように食べています。なのでフナを釣る際はできるだけ餌がボトム(底)につくようにタナを調整してみてください。タナというのは仕掛けのウキから針までの長さのことを言います。例えば釣っている場所の水深が100cmであった場合、ウキから針までの長さを50cmにすると餌のミミズは中層を漂うこととなり、フナが食ってくる前にその他の中層を泳いでいる魚に食べられてしまいます。ウキから針までの長さを100cm程度とっておけば餌のミミズはちょうど底をズルズルと誘うことができるためフナが釣れる確立が高まります。

餌を底につけることで根掛かりしてしまうリスクがあるので、餌が底につくかつかないかぐらいの微妙な調整が必要です。

餌が底まで沈む前に別の魚に食べられてしまうのを防ぐ方法としては、オモリ(がん玉)を少し重くしてスッと底まで落ちるようにしたり、針の近くにオモリを付けるなど工夫が必要です。そういった試行錯誤の末に釣れるフナは本当に嬉しいですよ。是非試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたのお役に立てましたらSNSでシェアすることができます。

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コメント2件

 石田 | 2017.09.05 9:40

おはようございます、8月26日New Bungsamranに行って来ました。特筆する釣果は無かったんすが、すれで連続5匹ミディアムサイズ、これで体力を使い果たして体力の回復を待つために、浮きで小物釣りをしました、釣れたのはプラー タピィアンの40センチぐらいのを、浮き釣り楽しいですね。メコン最大で1.4メールほどのでした。

 eld | 2017.09.06 0:51

こんにちは、お久しぶりです。
すいません・・そういえば小物釣りの情報を聞いていませんでした。小物もいろいろ釣られたようでよかったです。私も今月末もう一度タイに挑戦してきます!ルアーフィッシングメインになるかと思いますのでブンサムランは予定に入っていませんが、また動画やブログ等見てやってくださいm(_ _)m

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