北海道でオショロコマを釣ったら入れ食いだった
はじめての北海道遠征。私は基本的に暖かいところが好きなので遠征するならいつも南国行きの飛行機に乗ってしまうのですが、今回は初めて北上してみました。北海道での釣りは想像以上に楽しかったです。なかでも憧れだったオショロコマがこんなにも簡単に釣れてしまうなんて・・
知床半島はヒグマだらけだった
今回北海道へ釣りに行くにあたりいくつか釣ってみたい魚がありました。そのひとつが岐阜県の管理釣り場で一度だけ釣ったことのあるオショロコマ。北海道にしか生息していない魚という特別感とその美しい体色・模様に惹かれ、一度は釣ってみたい魚でした。しかし北海道でもオショロコマが生息している地域はある程度限られているようで・・。流釣り北海道―120河川ガイドという2冊の本を参考にしながら、まずはオショロコマの代表的な生息地である知床半島へ行ってみました。
レンタカーでどんどん山を上っていきます。鹿やキツネをそこらじゅうで見かけました。普段野生動物を見る機会が少ないのでかなりテンションが上がります。しかし前を走っているレンタカーが野生動物を見つけた途端にブレーキを踏み減速、写真撮影を行なう様子はちょっと危ないなと感じました。中には餌やりをする人もいるみたいで・・北海道内では野生動物への餌やり禁止を促す看板やポスターをたくさん見かけます。
ヒグマとの遭遇には本当に驚きました。人間(車)が行き来する道路の上を野生のヒグマの親子が悠々と歩いていたのです。
一応人間を気にしているようなそぶりは見せていましたが、親熊は車のクラクションを聞いてもピクリともしませんでした。私たちは車に乗った状態でしたので怖さは全く感じませんでしたが、ちょっと人間慣れしすぎていて危ないですよね。人間を見て向こうから逃げていってくれるならいいですが、もし釣りをしている最中にこんなヒグマに遭遇したらどうなるのか。
結局合計7頭のヒグマに遭遇しました。ガードレールを挟んだだけの距離で目が合ったときはさすがに時間が止まりました。知床で釣りをするのはやめておこう・・。
入渓、1投目からオショロコマが入れ食い
ヒグマの生息地で釣りをするのは自殺行為。知床半島での釣りはあきらめてオショロコマが釣れるポイントを探しながら車を走らせること1時間。でようやく入渓ポイントを見つけました。念のため熊対策用のラッパを鳴らしてから入渓しましたが、車のホーンにも動じなかったしなぁ・・。
多少不安ではありましたがその不安は一瞬にしてオショロコマへの興味に変わってしまいます。なんと1投目からいきなり釣れてしまったので。腹側がきれいなオレンジ色に染まり、ヒレや斑点までくっきりオレンジ。最高です。
そして背中の模様も特徴的。かっこいい魚だ。
そこからは入れ食い状態。おそらくこの谷はまったく釣られていないんだと思います。キャストするたびにほぼ100%の確率でチェイスがあり、5投に1匹ぐらいのペースで釣れ続けるオショロコマ。
あれだけ釣ってみたかった憧れの魚がこんなにも簡単に釣れまくっているこの状況に戸惑いを隠せません。釣れすぎてしまうのでフックをシングルバーブレスに変更しました。オショロコマに夢中でヒグマに対する恐怖心が徐々に薄れていく・・これではいけないと気を引き締めなおしながらどんどん釣りあがります。
結局1時間ちょっとで30匹ぐらい釣れたと思います。サイズ的にはMAX25cmほどでしたのが、北海道のポテンシャル高すぎ。オショロコマを釣るということはかなり敷居が高いことだと思っていましたが、北海道にさえ行ってしまえばだれでも釣れる簡単な魚でした。
案内してくださった大野さん、本当にありがとうございます。それほど険しい谷でもなく大通りに面した場所から普通に入渓できるポイントにこれほどのオショロコマ天国があるなんて・・。北海道最高です。
渓流オショロコマ釣りで使用したタックル
今回は藪漕ぎを想定して振り出し式のパックロッドで挑みました。あまり大きな谷ではなかったので5.2fという長さはちょうどよかったと思います。
- ロッド : ツーリングモンキーのモバイルトラウト 52L
- リール : シマノ レアニウム CI4+ 2500
- ライン : フロロカーボン 5lb
- ルアー : 5g前後のミノー
※48時間以内に返信させていただきますが、返信の際に通知は届きません。48時間ほど経過しましたらお手数ですがまたこのページに戻ってきてコメントをご確認下さい。