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2016-11-06

長野県の管理釣り場「鹿島槍ガーデン」なら大物トラウト釣りが気軽に楽しめる

寒くなってきましたね・・。淡水魚をメインに釣りをされている方にとって冬はあまり歓迎できるものではないかもしれません。冬になり水温が急激に下がると釣れなくなる(釣りにくくなる)淡水魚は多く、冬の時期だけは冬でも比較的釣りやすいトラウトフィッシング(管釣り)を楽しんでいる淡水魚アングラーは多いのではないでしょうか。今日は比較的簡単に60㎝オーバーのビッグトラウトを釣ることができる管理釣り場 鹿島槍ガーデン(かしまやりガーデン)をご紹介したいと思います。

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フィッシングランド 鹿島槍ガーデン

まずは鹿島槍ガーデン(かしまやりガーデン)とはどんなところなのか簡単にご紹介します。

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  • 名称 : フィッシングランド 鹿島槍ガーデン
  • WEBサイト : http://kashimayari-garden.com/
  • 営業時間 : 年中無休 7:00〜17:00(11/1~3/31は16:00まで)
  • 対象魚 : ニジマス・イトウ・ブラウントラウト・アルビノ・イワナなど
  • 料金 : 男性5,000円 女性4,400円(3kgまで持ち帰り可)中学生以下3,600円(2kgまで持ち帰り可)

駐車場に車を停めると目の前に釣り場への入り口(受付)があります。釣り場への出入りは必ずここから行ってください。

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稀にこの入り口からではなく道路から直接釣り場へ入場し、釣り料金を支払わずに釣りをしている違反者がいるようでスタッフさんも困っていました。最低限のモラルを守ることは当然ですが、管理釣り場では皆が釣りを楽しむためのルール・レギュレーションがあります。鹿島槍ガーデンのルールについてはこちらのページをご覧ください。

釣りができる池は全部で3つ。1号池は大物のニジマスやブラウントラウト、イトウなどが放流されており、100%リリースすることがルール。持ち帰りを前提として釣りをしたい場合は2号池を利用してください。3つの池の中で魚の数が最も多いのが2号池です。そのかわりサイズは40㎝~50cnがメインとなります。3号池は3つの池の中でも水が濁っており、マッディーウォーター好きの方向けです。

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鹿島槍ガーデンは山の中にあります。自然の川の水が1号池に流れ込み、3号池に向かって流れていくという感じ。そのため池の水質は天候に大きく左右されます。例えば晴天が続けば透明で澄んだ水が流れ込むため池の水もクリアウォーターになりますが、大雨が続いて濁った川の水が大量に流れ込むと池の水もマッディーウォーターとなり増水します。

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3号池だけは少し特殊で、基本的にはいつも少し濁っています。2号池と3号池の間に養殖池(たくさんの魚を育てている池)があるため餌などの影響で濁るのでしょう。大自然の中でのんびり釣りができるのは本当に幸せですね。

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1号池は一発大物狙い!鹿島槍名物の鼻曲がりレッドブラウンも

1号池の魚影は濃くはありません。そのかわりに大物が多く放流されています。鹿島槍ガーデンならではの60㎝を超えるビッグトラウトやイトウを狙いたい場合は1号池をオススメします。ただ、結構渋く日中はまったく釣れない時間が2時間以上あるのもザラ。比較的中級者~上級者向けの池になるかと思います。

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天気が大きく崩れない限り、1号池はいつもクリア。水深はそれほど深くなく深いところでも2mぐらいだと思いますが、一面にウィードがびっしり生えているためボトムを探るようなルアーはすぐにウィードに絡むため使いにくいです。しかし個人的にはウィードの上でミノーをコチョコチョと動かすと大物が釣れやすい気がします。

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天然では北海道にしか生息していないイトウが釣れるのも鹿島槍ガーデンの魅力の一つ。私はまだ釣ったことはありませんが、以前イトウをかけた方のランディングを手伝ったことがあります。大きすぎてランディングネットに入りきらず、2つのネットを駆使してなんとかランディング成功しました。

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そして私にとって1号池の最大の魅力は、鹿島槍ガーデン名物の鼻曲がりレッドブラウン。でっぷり太り体色が真っ赤に変色したブラウントラウトがかっこよすぎるんです。こいつを釣りたければ迷いなく1号池に行ってください。

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ただ1号池には1点だけ難点があります。それは冬場の凍結。鹿島槍ガーデンは長野県の山の中にあるため冬場はかなり冷え込みます。12月~2月は日によって朝晩の気温が-5℃まで下がることも珍しくなく、積雪はもちろん、1号池の水面が凍結して釣りができない状態になってしまうことがあるのです。

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水の流れの影響が少なく、水が止まっている池の端のほうから徐々に凍っていきます。こうなるとルアーをキャストしても氷の上に乗っかるだけですので実質釣りが不可能になります。

2号池は数釣りエンジョイ!魚の持ち帰りも可

2号池には40㎝~50㎝ぐらいの魚が数多く放流されており魚影は濃く、比較的数釣りが楽しめます。また2号池の魚は3kgまで持ち帰りが可能(中学生以下は2kgまで)なので釣った魚を食べることができるという楽しみもありますね。

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釣れる魚はほとんどが40㎝前後のブラウントラウトです。

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ちなみに下の写真をご覧いただければ、どれぐらいの密度で魚がいるのかがお分かりいただけるかと思います。池の水質は1号池と同じで基本的にはクリアウォーター。池の8割以上はウィードが生えていますが、場所によってはウィードがないところもあるのでボトムを探ることもできます。

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私は大物狙いの1号池の釣果が渋い状況などに2号池を利用します(笑)サイズは小さめと言っても40㎝ですからね。私が住んでる岐阜県の管理釣り場ではアベレージサイズが25㎝程度の釣り場が多く、40㎝でも十分に大きいほうなわけで。40㎝のトラウトを数釣りできるというのはそれだけでも楽しいんです。2号池であれば初心者の方でも楽しめるのではないでしょうか。

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3号池はいつもささ濁り!違った釣り方が楽しめる

いつもクリアな水質の1号池・2号池とは違って3号池の水は常に若干濁っています。どの程度濁っているかというと、ボトムまでは見えない程度とでも表現すれば正しいでしょうか。日によってはクリアな日もあるようですが・・。ところどころに大きな岩が沈んでいるため、鹿島槍ガーデンで唯一根がかりする池でもあります。大物がかかった際にラインが擦れないように注意してください。

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3号池の魚は持ち帰りができません。100%キャッチ&リリースになります。鹿島槍ガーデンは池によって魚種を分けているわけではありませんので、どの池でもだいたい種類の魚(ブラウントラウトかニジマスがメイン)が釣れるのですが、3号池は特にブラウントラウトが多いような気がします。(あくまで個人的感想)

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サイズは2号池とそれほど変わりません。基本的には40~50㎝がメインとなりますが、たまに大物も釣れます。鹿島槍ガーデンのトラウトは本当にきれいでクオリティが高い個体が多いですね。体色も模様も濃くくっきりでている魚が多いです。

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そしてアルビノは白色というよりはっきりとした黄色。とても美しいですね。

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タックル

ご覧いただいてお分かりいただいた通り、鹿島槍ガーデンは一般的にイメージする管釣り(3LBラインで1gスプーンを投げるような)とは少し違います。いわゆる管釣り用のタックルというよりは少し強めなタックルをオススメします。以下、私が使用しているタックルをご紹介。

普通の管釣りと違って1gのスプーンを投げることはまずありません。少なくとも3g以上のスプーンを扱うことになると思いますので、極端なことを言えばブラックバス用のタックルでも応用可能です。細すぎるラインを使用すると魚とのファイト時にかなり走られると思います。平日で人が少なければ時間をかけられますが、混雑時に細いラインで大物をかけてしまえば他の釣り客の迷惑になること必死。私はベイトタックルで10LBラインを使用することもあり、普通に釣れます。ラインを細くすればバイト数が増えるというわけでもないと思います。

ルアーについては私は自分で作ったハンドメイドルアー(ミノー)を使っていますが、スプーンを使う場合は最低3g以上のスプーンがメインになるかと思います。以下、村田基さんが鹿島槍ガーデンで実釣する動画です。釣り方の参考にしてみてください。

鹿島槍ガーデン おまけ

大自然の中でビッグトラウトを狙える最高の管理釣り場「鹿島槍ガーデン」。ちょっとだけおまけ情報を・・。

大自然にある釣り場ならではの嬉しいお客さんに出会うことも多々あります。猿はかなりの確率で出会いますが、たまに釣り場の中まで入ってくることもあります。タンポポを探しながら食べる姿がとっても愛嬌がありますね。

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冬場に行くとキツネに出会えます。釣り人が釣った魚を狙っているんです・・。

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サルやキツネぐらいなら危険は少ないですが、たまに熊も出るようなのでご用心ください。

そうそう、気をつけることと言えば格好(着ていく服)です。冬場はかなり寒いため万全な防寒が必要です。これは当たり前として・・。

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意外と暖かい夏場の格好にも注意が必要なんです。なぜなら、夏場は虫が半端じゃないからです。以前うっかり半袖で釣りをしてしまったがために、ブヨに刺されて腕がパンパンに腫れたことがあります。

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ブヨの他にも、ハチや蚊のような小さな虫がうようよいますし、足元にはアリもたくさんいます。山の中で釣りをするということをお忘れなく・・。

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