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2016-08-21

初めてのGTは一生忘れられないメモリアルフィッシュ

あなたがGTフィッシングを始めるきっかけはどんなものでしたか?私は今でもはっきりと覚えています。最初にGTフィッシングを知ったきっかけはYouTubeでした。何気なくYouTubeで釣りの動画を見ていたときにたまたま見つけたSUPER STRIKE Vol.50。ビッグフィッシュハンター大久保幸三さんが沖縄GTフィッシングを紹介している動画です。

世界にはこんな釣りがあったのか・・。って言っても沖縄は日本か。私は衝撃を受けました。この動画に出会うまでロウニンアジという魚の存在すら知らなかったのですから。

その日から自分もGTフィッシングをやってみたいという思いが日に日に強くなり、1ヶ月後にはタックルを揃えて沖縄に飛んでしまったのです。もちろん船長は動画にも出演されていたManboo(マンブー)の前田船長。動画ではブルードラゴンと紹介されていますが今はマンブーに名前が変わっています。港で船長とお会いしたときは「YouTubeの人だぁ」とちょっと感動。人生初のGTフィッシングは4人の乗り合いでした。そしていきなり見せ付けられてしまったのです。35kgのロウニンアジとのファイトを、目の前で。

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普段からルアーフィッシングと言えばブラックバスしかやったことのなかった私にとって、はじめてこの目で見るロウニンアジは規格外。あまりの大きさに興奮しっぱなしでした。本当に美しくてかっこいい魚。もう、完全に一目惚れ。

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1匹までが長かった

結局その日は釣る事ができませんでしたが、今思えばそれが私にとって人生の分岐点だったと思います。「俺もあんな魚を釣ってみたい」毎日そんなことばかり考えていました。しかしGTフィッシングはそれほどお気軽にできる釣りではありません。暖かい海に生息するGTを釣るには、私が住んでいる岐阜県からは遠く離れた沖縄や九州まで行かなければいけないため、時間とお金を作り出す必要がありました。

その4ヵ月後、2度目のGTチャレンジをするべく3日間の日程で沖縄へ。3日もあれば1日は釣れるだろう。そんなふうに考えていましたが、そんなに甘くなく。3日連続で坊主を食らい、GTフィッシングの厳しさを学びました。

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しかしライトジギングで同船した妻は見事なイソマグロをはじめ様々な魚を釣らせてもらい、しかも港でそのまま捌いて食べさせてくれた分厚くて美味しい刺身は、本当にほっぺが落ちそうでした。

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下手糞な私に一生懸命釣らせようとしてれる船長には感謝感激。ファーストGTは絶対にマンブーで釣る!と心に誓ったのです。

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メモリアルフィッシュはYouTubeのあの人と

それから半年。再度沖縄へ飛びました。今回も3日間の日程。これまで5回連続坊主を食らい、初めて沖縄に来た日から約1年が経っています。港につくなりビックリしてテンションが上がりまくる出来事があったのですが、それはまた後でお話しますね。

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初日。4人の乗り合いです。大物のみにターゲットを絞って、港から船を2時間走らせてスーガマ、はての浜へ。

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終日ビッグポッパーを投げ続けましたが、とうとうGTは姿を現しませんでした。連続坊主記録は6日を更新。沖縄GTフィッシングがこれほど厳しい釣りだったとは・・。ロウニンアジを釣りたいという想いが日に日に増していきます。

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2日目も外洋で大物狙い。GT釣りの合間にジギングで遊んでいた八木さんに真っ赤な魚がかかりました。

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なんでも魚の姿が見れるだけでテンションが上がりますね。私は今回もポッパーでトップを狙います。

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水深80m。だだっ広くて何もない海に向かってポッパーを投げ続けること数時間。午後を過ぎたあたりでしょうか。なんの前触れも無く突然バシャン!と。ビックリしました。しかも奇跡的に私のルアーに食いついてくれたのです。夢にまで見たロウニンアジ。7回目の釣行でようやく釣り上げることができました。

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しかもしかも、なんと今回の同船者は・・私がGTフィッシングを知るきっかけとなったあの人、大久保幸三さんだったのです。船長と大久保さんとGTに囲まれているなんて、奇跡すぎる。

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サイズは5kgと小ぶりでしたが、魚を釣って体が震えたのは久しぶりでした。年間に何度もロッドやルアーのテストをされている大久保さんにはラインシステムやルアーなど、GTフィッシングについてたくさんの事を教わりましたし、夢の魚を釣らせてくれた船長には心から感謝です。ありがとうございます。

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その後、興奮からなのか胃が痛くて気持ちが悪い・・。こういうことは初めてGTを釣った人にはよくあるらしいです。

続いて川飛さんにもヒット。しかも今度はでかそう。

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見えてきた見えてきた。魚が浮いてきて水の中で銀色に光ってる時が最高にワクワクします。

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10分近いファイトの末、あがってきたのは29kgのロウニンアジでした。体色が黒くてイカツイです。

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これだけ大きなサイズは迫力が違いますね。夕日に輝くロウニンアジ。やっぱりカッコイイ!おめでとうございます。

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そのまま納竿となり、翌日3日目は全員ノーバイトでした。

沖縄GTフィッシングの魅力

GTフィッシングは本当に厳しい釣りです。私が最初の1匹に辿り着くまでにかかった日数は約1年。かかったお金は・・?(笑)しかし魚釣りというよりは格闘技といったほうが正しいんじゃないかと思える強烈なファイトと、大きくて分厚いロウニンアジは本当に釣り人を魅了します。

が、沖縄のGTフィッシングには別の魅力がたくさんあるんです。船長含め、GTフィッシングを通して出会う人たちが最高すぎるんですよね。一緒に釣りをし、一緒にお酒を飲み。船の中で聞ける釣りの話も、居酒屋で聞けるぶっ飛んだ話も、刺激的。当時27歳だった私には「楽しすぎる」以外の表現が見つかりませんでした。

次の釣行ではどんな人に出会い、どんな魚に出会えるのか。今から楽しみでなりません。

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