toggle

2020-06-05

スナップオンの一軍プライヤーをご紹介します

本日ご紹介するのはスナップオンのプライヤー類。プライヤー類に関してはクニペックスのもので揃えたいと考えているのですが、一応スナップオンのプライヤーもいくつか持っています。それぞれの特徴などについてお話してみたいと思います。

スナップオンのコンビネーションプライヤー 47ACP

まずはコンビネーションプライヤーの47ACP

これはサイズが20cm近くあって結構ごついプライヤーで、作りもかなりがっちしりしてるしガタツキも全くないので強い力で挟むことができます。黒いのがかっこいいですよね。私はずっとこのコンビネーションプライヤーをメインで使ってきました。コンビネーションプライヤーなので広口に切り替えることができるんですが、広口にした時にグリップの先端がくっつかない仕様になっています。

コンビネーションプライヤーって広口にした時にグリップの先端が完全にくっつくようなものが多いと思うんですが、それだと挟んでいるものが滑って外れてしまった時とかに思いっきり指とか肉を挟む事故があるんですよね。でもこのプライヤーは先端がくっつかないのでそういった事故を防ぐことができます。ただ、その代わりに支点に近い部分がくっついてしまうので、グリップのラバーに切れ目がはいってしまうっていうデメリットもあります。

今のところ切れ目だけで済んでますが、いずれここからベロベロとめくれてくるんじゃないかという不安はあります。

スナップオンのラジオペンチ 196BCP

続いてラジオペンチの196BCP

これも作りがしっかりしていてラジペンとしては何も不満はないのですが、私はラジペン自体があんまり好きじゃないと言いますか、表現が難しいんですけど車の整備にはあんまり向いていないというか・・。個人的に工具は掴むのか切るのかどっちかに特化してくれればいいと思ってるんですよね。

と言うのは、ラジオペンチっていう工具はラジオの組み立てからその名前がつけられたらしいのですが、ラジオの組み立てのような細かいパーツを切ったり掴んだり曲げたりを繰り返すような作業にはこのラジオペンチってめちゃくちゃ向いていると思うんですよ。切るのも掴むのも曲げるのも全部これ1つでできてしまうので、何度もそういった作業を繰り返すのにいちいち持ち替えなくていいという超メリットがあると思うんですね。

でも車の整備したりいじったりする時に切る、掴む、曲げるを何度も繰り返し行なうようなことってほとんどないと思うんですよ。切りたいだけとか、掴みたいだけとか。単発で必要になってくることが多いような気がするんですよね。なのでツールワゴンとかキャビネットの使いやすい場所にたくさんの工具を用意しておいて、その都度一番良い工具を選んでは使っていくというスタイルになるんだと思います。

ラジオペンチは切る・掴むということをどっちもできるけどどっちも中途半端になってしまうというか。切りたい時は先っぽが邪魔だし、掴むなら切る部分が邪魔だしみたいな感じで。どっちもできて便利な工具ですがそれはあくまでラジオの組み立てのような何度も繰り返しニッパーとペンチを使い続ける作業に向いているのであって、車の整備のように単発で使うような場合にはニッパーとかプライヤーっていう”切るだけ” “掴むだけ”みたいな、それ専用でそれしかできないという工具のほうがそれぞれの役目に特化してるので一番使いやすいと思うんですよね。だから私は今では車の整備でラジオペンチを積極的に使うことはあんまりないです。

と言いながらもラジペンは全然使うし使える工具なんですけどね。一応こんな考え方もあるんだと思ってもらえればと思ってお話してみました。

スナップオンのニードルノーズプライヤー 96CF と 97CCP

切る専用工具が先日ご紹介したクニペックスのニッパーだとしたら、掴み専用工具がこちら2本のプライヤーです。どちらも切るという機能は付いてなくて掴むことしかできません。でもそれがいいんです。96CFのほうは私にとってめちゃくちゃいいサイズ感。

支点と力点の距離が長いので作用点つまりプライヤーの先端にかなり強い力がかかります。そして良く見ると先端のほうしかくっついていないのがお分かりいただけるでしょうか。隙間ができてるんです。

つまり何が言いたいかと言いますと、握った力が全て先端の一点にかかってるってことです。そのため少しの力でも先端でがっちり掴んでくれるんですね。もちろん必要に応じて奥もギリギリまで掴むこともできますよ。そしてさらに中を見てください。先端の溝が横線ではなくてクロス状に交差してるので、引っ張ったり捻ったりしても滑りにくくていろいろできます。これ本当にオススメです。

そして97CCPのほうは96CFに比べるとスリムな形状になっていて支点と力点の距離が近いので、掴む力は少し劣りますが少し奥まった場所で作業する時にとても便利なプライヤーです。

溝は横一直線ですので引っ張りの力には強いですが、捻る方向に力をかけると滑る可能性がありますね。

で、先のギザギザ部分は均等に全部くっつく形になっていて、ギザギザが終わる部分から徐々に隙間が広がっていく感じになっています。ギザギザ部分に均等に力がかかる仕組みですね。もちろん奥はギリギリまで掴めます。

工具は適材適所

工具って本当に適材適所で使い分ける必要があると思います。先述しましたがいろいろできる万能工具っていうのは非常に便利なんですが、いろいろできる変わりに犠牲にしている部分は大いにあるので、結局はそれぞれの用途に特化した、それしかできない専用工具っていうのを選んだほうがいいんじゃないかなというのが私の思うところです。だからプライヤー類って気付けば数が増えてるんですよね・・。はい。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたのお役に立てましたらSNSでシェアすることができます。

関連記事
Comment





Comment



CAPTCHA


※48時間以内に返信させていただきますが、返信の際に通知は届きません。48時間ほど経過しましたらお手数ですがまたこのページに戻ってきてコメントをご確認下さい。