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2021-02-07

アマゾン川のピーコックバスを釣るならこのルアーがお勧め

エルドラドです。今日はブラジルはサンパウロの釣具屋さんで購入したブラジルルアーをご紹介してみようと思います。

ご覧の通り基本は白色か黄色で、アクセントに赤色といったカラーがほとんどです。これは私の趣味でこの色ばかりを買い揃えたというわけではなくて、ブラジルのルアーショップに並んでるルアーのほとんどがこんな色だったんです。日本ではなかなか見られない品揃えで不思議な光景でした。

一緒に釣りに行ったブラジル人の友人もお店の人もピーコックバスには白色(ボーンカラー)がいいよ!って口を揃えて言うのでこういった感じのカラーを揃えた感じです。”郷に入れば郷に従え”じゃないですけど、せっかくブラジルまで行ったならできるだけたくさんの魚を釣りたいので、先輩方のアドバイスをそのまま聞きました。

アマゾンのピーコックバスに白色が効く理由1

日本のブラックバス釣りなんかではこんな色のルアーってたぶん一番売れないというか人気が出ないと思うんですけど、この白色ベースに赤色アクセントって言うのはちゃんとした理由があるみたいです。その理由の1つは、ピーコックバスがメインベイトとして捕食している魚に似せているというシンプルなもの。アマゾンでピーコックバスの餌となっている魚がこちらです。

出典:https://www.naturalista.mx/taxa/342461-Chalceus-macrolepidotus

ARARI(アラリ)という魚。日本ではスポットピンクテールカラシンという名前で熱帯魚ショップで販売されているそうです。このアラリという魚がピーコックバスの大好物だそうで、この体色に似せたカラーとして白色、もしくは白色ベースに赤色アクセントというのが定着しています。

アマゾンのピーコックバスに白色が効く理由2

2つ目の理由は信じるか信じないかはあなた次第ってレベルの話ですが、私が聞いた話によると、昔はみんなカラフルなルアーを使ってたらしくてそれでも普通にピーコックは釣れるんですけど、何匹か釣っていくうちに塗装がどんどん剥げて下地の色とか木の色とかが出てくる。するとほとんどカラーが剥がれてしまったルアーのほうが釣れるやんっていうことになり、それなら最初から色なんて必要なくね?って感じで白色ベースのボーンカラーに落ち着いたらしいです。

本当かどうかは知りませんが私はわりと信じてます。実際にこんなカラーでバンバン釣れるから面白いですよね。

アマゾンで釣れたルアー達

アマゾンで特に調子が良かったルアーをご紹介します。まずはネルソンナカムラ サラサラ120

そして同じくネルソンナカムラ ボラ120

レーベル ジャンピンミノー T20。これも釣れるんですけど、釣れる釣れないっていうよりは動きと音がめちゃくちゃ気に入ってるのがこれです。

チャッチャッチャって感じで小気味よく動いてくれて、人生初ピーコックを釣ったのはこのルアーだったので思い出として残したいなってことで途中からあんまり使うのをやめました。

ただ、このルアーはフックバランスによってかなり動きが左右されたっていうのもあって、メインフックとして持って行ったのがガマカツ トレブルSP XHの3番だったんですが、このサイズのフックを付けると全然動かなかったんですよ。だからフックは同船者の方に貰ったものを付けてました。

あと変わり種的なやつでいうとフェザージグというルアーなんですけど、これはめちゃくちゃ釣れます。

フェザージグはアマゾンに行くなら絶対持って行ったほうがいいと思えるぐらい坊主逃れ的なルアーという感じ。アマゾン川でピーコックバスを釣ると聞くとペンシルみたいなトップ系のルアーでドカンっていうイメージがあると思うんですけど、現実はそう簡単ではありませんでした。その時もガイドが「最近はトップにあまり反応がないからフェザージグがいいよ」みたいな感じだったんです。それぐらいフェザージグはピーコックバス釣りでは非常にポピュラーなルアーらしいです。

釣れた魚全てを動画に出してるわけじゃないので動画ではそんなに数は釣れてないように観えるかもしれないですけど、動画に出すまでもないかなっていう小さなピーコックは動画にしてないだけで数は結構釣れてます。ただ、このフェザージグはアクションに面白味がないんですよ。キャストしてロッドをちょんちょん動かして水の中で上下に跳ねてるような動きを意識したりとか、ジャークベイトを動かすのと同じような感じでジャッジャッって素早く動かしたりとかして誘うんですけど、なんせただのオモリなのでブルブル震えるわけでもないし巻き感が皆無なんですよね。ロッドに伝わる感覚がスッスッって感じで面白くないんですよ。

その変わりバイトの衝撃は凄いです。沈んでて目に見えないのでいきなりドンって重くなる感じでスリルはあります。ただ、やっぱりアマゾン川でメインとして使いたいルアーではないですよね。せっかくアマゾン川で釣りするならトップにドカンというのが一番楽しいです。

あとはこういったカエル型ワーム

水面で足をバタバタさせるバズベイトみたいなワームなんですけど、これは次回行く時は絶対にもっていこうと決めてます。アマゾン川って雨季と乾季で川の水位が10m以上変化するらしく、水が増えれば増えるほど魚が森の奥のほうに行ってしまうので釣れなくなってしまうんですね。そんな時に、まかれることを前提として木の奥のほうに投げてしまいたくなるんですよ。そうなるとトリプルフックが付いたルアーは毎キャスト根掛かるので、こういったウィードレス性能がいいルアーは必須だなと思いました。フロッグとかでもいいですね。

あとはブラジルルアーではないんですけど、ジャクソン アスリートF12

これはブラジルに行く前から持ってたんですけどメーカーもルアーの名前も分からないまま使ってて、色とかサイズ感的にピーコックバスにちょうどよさそうだなと思ってブラジルに持って行ったんですけど、めっちゃ釣れました。歯形だらけです。

あとはビッグスイッシャーとかデコントっていう有名なルアーもあるんですけど、ルアーがでかすぎるって言われて結局数投しかしませんでした。

やはり私が持ってたイメージと現実は違ったというか、たぶん場所とか季節によって効くルアーが違うんだと思います。2019年12月に行った時は基本小さめなルアーを投げろと言われました。さらに2020年1月にも別のメンバーとアマゾンに行ったんですが、その時も小さなルアーを推奨されました。

ルアーの種類やカラーよりもキャスト精度が最重要

ルアーはこれらの他にもたくさん持って行ったんですが実際に使ったのは10個ぐらいだけじゃないですかね。ルアーチェンジとかあんまりしなかったというか、カテゴリで分けてただけでした。ペンシルかジャークベイトかフェザージグかという感じで。カラーチェンジっていう意識は全くなかったです。

ここからは私個人の考えなんですけど、12月と1月の釣行を合わせると実質約2週間ほどアマゾンで釣りをしたことになるんですけど、ルアーのカラーがどうこうっていうのは二の次三の次で、とにかくキャストがうまく決まるかどうかが釣果を一番左右する要因だったと思っています。「あそこに居そうだなぁ」というポイントに良いキャストが決まれば何かしらの反応が得られるという感じで、最高のルアーフィッシングを楽しむことができました。バス釣りみたいにピンポイントキャストを決めてランガンしていくスタイルが好きな方にはアマゾンは最高の楽園でしょう。

決断のタイミングが人生を変えた

新型コロナウイルスで世界中が混乱していて現在は海外自体に行くことが難しい状況。本当にあの時アマゾン行きを決断してよかったと思ってます。私は昔からアマゾン川で釣りをするのが一つの夢でいつかは絶対行ってみたいと考えてたんですけど、そこにはいろいろな障壁があって、中でも一番の問題は約2週間ずっとインターネットが使えないっていう問題。ジャングルの奥地で生活するわけですからネット環境なんてあるわけがありません。私はネットで仕事をしてますので2週間もの間メール一つ確認できないっていうのはかなり大きな問題でした。あとはやはりお金と時間を作らなければならにということもあります。

なかなか踏み込めずにずるずると後回しにしてきたんですが、たまたま出会ったブラジル人YouTuberのオジマさんから一緒に行かないか?と声をかけてもらったこととか、仕事については全て妻が「なんとかする」と言ってくれたこととかが重なって「このきっかけを逃したら結局一生行かんやろうな」と思い決断。ほんといろんな人の助けがあって2019年12月に初めてのアマゾン遠征、夢が一つ叶いました。その時の様子はピーコックバスに憧れてアマゾン川で釣りキャンプしたけど、なにこれ最高でまとめましたので合わせてお読みください。

いつか行こうっていうふうに考えていると、自分の意志とは関係のない要因で行きたくても行けないという今みたいな状況になるということもあるんだということを再確認させれらました。ブラジルは特に状況がひどいみたいなのでおそらく今年も無理だろうと思いますが、また行けるようになった時には迷わず決断したいと思ってます。

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