“見釣り”って知ってる?南国でシュノーケリングしながら魚釣りができるって最高!
見釣り(みづり)ってご存知ですか?シュノーケルで海の中を覗きながら魚釣りができるんです。南国のマリンレジャーとしてはあまり認知されていない遊び方ですが、小さなお子様でも簡単にカラフルな魚が釣ることができますし、食べても美味しい魚が釣れることもあります。今日はそんな見釣りをご紹介~。
見釣りとは?
見釣り(みづり)とは、シュノーケルを装着して水の中を見ながら魚釣りをするというものです。沖縄などの珊瑚礁がキレイな海でシュノーケリングをするついでに魚も釣っちゃいましょうというマリンレジャー。泳ぎながら真下に餌を垂らすとたくさんの魚が寄ってきます。基本的には入れ食いなので誰でも気軽に魚釣りが楽しめますし、魚が餌に食いつく瞬間もすべて丸見えなのでおもしろいですよ。
沖縄の海は透明度がすごいので、お目当ての魚を自分の目で見ながら探し、その魚の目の前に餌を垂らします。それだけで釣れてしまいます。ただ、大物になるほど警戒心が強いのでなかなか食いつきません。その辺のやりとりも楽しいです。
見釣りの釣り方
見釣り専用の釣り竿は釣り具屋さんには売っていない場合が多いので、Amazonなどのネット通販で購入します。糸、針、重りも一式セットになっているので、あとは餌を付けて垂らすだけ。プラスチックで出来ているため水没させても錆びることがありませんし、竿先はしっかりとしなります。
餌はイカの切り身などを使用。餌用のイカは釣り具屋さんで200円程度で購入することができます。釣る魚の大きさに合わせて小さくカットして使用します。イカの切り身は水で濡れると徐々に臭いが消えてしまいますのでペットボトルなどの容器に入れて持っていくといいでしょう。ペットボトルは荷物になるので海パンの中に忍ばせておきます・・。
シュノーケリングしながら魚を探します。と言ってもそこらじゅうに魚はいるんですけどね。小さな熱帯魚は餌をつつくだけでなかなか針にはかかりませんので、できるだけ大きな魚を探してみてください。なるべく3~5mほど水深があるポイントがいいと思います。
魚を見つけたら近くに餌を垂らし、まずは一度着底させます。そして竿を上下にチョンチョンと動かして誘うとどこからともなくたくさんの魚が寄ってきます。
餌に食いついたら軽くフッキング。
元気に暴れる魚とのファイトを楽しんでください。シュノーケリングしながら一部始終が見えるのがいいですね。ちなみにこれは「オジサン」という変わった名前の魚。煮付けにすると美味しいですよ。
基本的にはほぼ入れ食い状態に近いのですが、餌を投入すると同時に小さな熱帯魚が餌をつついてボロボロにしてしまいます。3回に1回ぐらいのペースで餌を新しいものに付け替えるようにしましょう。ちょっとめんどくさいですが、これだけで全然釣果が違いますから。
珊瑚礁にはいろんな種類の魚がいます。何が釣れるか分からない楽しみもありますね。
わずか1時間で10匹以上の魚をゲット。
釣った魚を美味しく頂こう
釣れすぎてしまうため釣った魚は基本的にリリースしますが、食べられる分だけ持ち帰って食べてみるのも特別な体験。海の幸に感謝し頂きます。ただし海には毒を持つ魚もいますので何でもかんでも食べられるというわけではありません。最近ではシガテラ毒という言葉を耳にする事が多くなりましたね。食中毒をおこす危険性があるためバラハタ(赤い魚)など地域によっては販売を規制されている魚もあります。
茶色の斑点模様の魚はカンモンハタと言い、これは非常に美味しい魚です。もう少し大きな個体になると刺身で食べても美味しいですよ。
カワハギ類は肝が美味。あと、頬の肉も好き。泡盛にめちゃくちゃ合うんです。
同じカワハギ類で一番よく釣れるのはこのカラフルなムラサメモンガラ。凶暴な性格で縄張り意識が強いため、縄張りに侵入すると攻撃してくることがあります。足に突進してきたり。小さな魚なのでそれほど脅威ではありませんが、釣りに集中してるといきなりドーンってくるのでビックリさせられます・・。
先ほどのオジサンは煮付けでいただきます。
こちらから魚が見えているということは、魚からも人間が見えているということです。そのため見釣りで釣れる魚は警戒心の弱い小さな魚が多いのですが、珊瑚や岩の陰にそっと餌を落とすと、そこに隠れている大物が釣れることもあります。とっても楽しい見釣り。沖縄へ行く際はシュノーケリングがてら是非チャレンジしてみてください。
見釣りを10倍楽しくしてくれるアイテム
マリンレジャーは常に危険と隣り合わせ。海の中には危険な生き物がたくさんいますし、何が起こるかわかりません。安全第一で見釣りをとことん楽しむためにあると便利なアイテムをご紹介致します。
ライフジャケット
お子様と一緒にされる場合は絶対に着用させてください。大人であってもはじめてシュノーケリングされる方や海に慣れていない方は着用をお勧めします。沖縄の海でシュノーケリングしているとかなりの高確率でウミヘビやゴマモンガラなどの危険生物に遭遇するからです。
ウミヘビはこちらから何もしなければ襲ってくることはありませんが、ゴマモンガラや先ほどのムラサメモンガラは縄張りに侵入しただけで襲ってくることがあり、特にゴマモンガラは全長60cmほどの個体もいますので、ダイバーの中には指や太ももの肉を噛み千切られたという事例もありサメよりも恐れられている魚です。
もしあなたが見釣りをしている時にそんな危険生物に遭遇したら・・パニックを起こして溺れてしまうなんてことも考えられますよね。ライフジャケットを着用して安全な釣りをお願いします。
シュノーケルの曇り止め
見釣りは海の中を見ながら釣りますので、シュノーケルが曇ってしまっては大きなストレスになります。
曇り止めを塗らずにシュノーケリングをすると10分もしないうちに確実にレンズが曇ってしまいますので、海に入る前にシュノーケルのレンズには曇り止めを塗っておきましょう。せっかくのきれいな海なのですからクリアなレンズで見ていたいですよね。
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