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2016-09-10

海外釣り遠征にパックロッドという選択肢

今、釣り人の視野は世界に向いています。格安航空会社(LCC)の国際便が充実してきたことや、インターネットを使った小規模ビジネスが比較的簡単に行なえるようになり時間的な自由を得る個人が急増しているからでしょう。日本国内では決して釣ることの出来ない怪魚や夢の魚だってそれほど遠い存在ではなくなりました。

私自身、釣りをするために海外へ遠征するようになってから日は浅いのですが、海外で使用するタックルについては悩んだものです。そこで今回は海外遠征時にとても便利なパックロッドというものをご紹介したいと思います。

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パックロッドなら飛行機も安心

パックロッドとは、コンパクトに収納して持ち運ぶことができる竿のことを言います。多くの場合3ピースか4ピースで作られていて、長い竿でも小さく収納できることから釣り旅には本当に重宝します。長い1ピースロッドの場合は飛行機へ預ける際にサイズオーバーの超過料金がかかることがあるのですが、パックロッドであれば超過料金がかかりません。中には機内に持ち込めるサイズにまでコンパクトに収納できるパックロッドもあるぐらいです。

私が海外に釣り遠征する際はカーメイトのロッドケースの中にパックロッドを5,6本突っ込んで行きます。JAL、ジェットスター、ピーチでは一度も超過料金を取られたことはありません。海外では受託手荷物(スーツケースなど)を放り投げたりギュウギュウに押し込んだりと扱いが雑ですが、作りもしっかりとして強度がありますので安心です。

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そして現地で釣り場までの移動時間(タクシーや電車など)もリュックやかばんに突っ込んで持ち運ぶことが出来き、非常に身軽に旅をすることができます。

気になっているパックロッド3選

個人的に今気になっているパックロッドが3つあります。それぞれ狙う魚種は違いますが、どれも本当に魅力的。一つずつご紹介しますね。

ゼナック エクスペディション EP83-6 Trevally

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ZENAQ Expedition EP83-6 Trevallyは遠征でのGTフィッシングをメインターゲットに据えて開発されたロッドで、3ピースでありながら強度は実証済み。GTのパワフルな引きにも耐えます。3ピースでコンパクトな仕舞寸法は90㎝。国内外の遠征時に最適です。

私はこれまでにもゼナック社のパックロッドは愛用しており、同じく3ピースのEP76Bの驚異的なパワーに惚れています。素人目では3ピースの強度って大丈夫なの?って思ってしまいますが、耐久テストや実釣によるテストを繰り返された結果商品化されているので信頼できます。そう、何を隠そう私はZENAQのロッドのファンなのです。

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ZENAQのExpedition GTロッドともなれば絶対に手に入れたいところ。近日購入を考えています。海外GT遠征のために開発されたハイスペック3ピースロッド。見逃せません。

ダイワ リバティクラブ ルアー 5105TLFS

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こちらはDaiwaのパックロッド、リバティクラブ ルアー。仕舞寸法はたったの44㎝なのでリュックに入れて持ち運べます。藪漕ぎしながら川を釣り上がって行くような渓流釣りで重宝しそうですね。ピースがそれぞれ分離するのではなくグリップ部分に収納できるタイプなので移動のたびにラインを切って仕掛けを作りなおす必要もありません。竿を仕舞ってラインをリールでラインを巻き取っておくだけで、険しい山道も両手がフリーの状態で移動することができます。

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価格も5,000円程度とお手頃。渓流だけでなくトラウトの管釣りやバス釣りなんかにも使えそうです。1本あるとなにかと便利。そんなロッドですね。

アブ・ガルシア ワールドモンスター WMCC-654M MGS

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ワールドモンスター WMCC-654Mはその名の通り海外遠征の怪魚狙いにもってこいの4ピースパックロッドです。トーマンやオオナマズなどの、海外モンスターフィッシングにおいて重要なキャスタビリティー、ルアーの操作性を兼ね備え、尚且つ怪魚の強烈なファイトにも負けない強度を持っています。PEラインはMAX8号まで対応。強い竿ですね。レギュラーテーパーのロッドですのでトップウォーター系の釣りがやりやすく、小さなミノーから大きなスイムベイトまで幅広く対応します。

なんといっても最大の魅力というかこの竿でなければならない理由は、4ピースの超コンパクト設計で機内への持ち込み可能という点。仕舞寸法は53㎝。機内持ち込み可能なスーツケースに収まるサイズです。ワールドモンスター1本だけ持って世界を旅してみたいものです。個人的には10月に控えた台湾のバラマンディ釣りに向けてこの竿を調達しようか悩むところです。

2018年2月 追記:購入して愛用していますが、ワールドモンスター654Mが先日折れちゃいました。

私が使ってるパックロッド

私自身が海外の怪魚に興味を持ち始めて一番最初に購入したパックロッドはゼナック エクスペディション EP76Bでした。3ピースで仕舞寸法90㎝。飛行機やレンタカーでの移動も楽々でした。どんな釣りに使用したかというと、タイランドの有名釣り堀 Amazon BKK でのピラルクやレッドテールキャットフィッシュ、ブンサムラン・フィッシングパークのメコンオオナマズの釣りです。

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取り回しの良い7’6″のパワーベイトモデルで、少しでも気を抜くと水の中に引きずり込まれそうな大物(自分と同じぐらいの!)とのファイトにも余裕で耐えるパワーを持っています。メーカーホームページでは参考ターゲットとして、ターポン・ナイルパーチ・ゴライアスタイガー・ピラルク・ナマズ類等と記載がありますが、まさに海外の怪魚を釣るために作られたパックロッドと言っていいでしょう。これまたパワーには自身のあるビッグシューターのドラグをフルロックした状態で思いっきりテンションをかけても全く折れる気がしません。

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逆に言うと日本ではなかなか使いどころがありません・・^^;日本では雷魚で使用していますが、ちょっと強すぎると言うか。一般的なサイズのフロッグをピンポイントにキャストするには扱いにくいです。そのため主に海外遠征用としていますが、どうせなら日本でも使えるパックロッドがあればいいなぁと思っている今日この頃。自分のスタイルに合ったパックロッドをいろいろ探してます。

そんな中で今一番気になっているのは先ほどもご紹介したアブ・ガルシアのワールドモンスター。スペックのわりには安すぎると思えるほど値段もお手頃ですし。WMCC-654M MGSのほうが日本での使い勝手はよさそうですが、海外にはWMSC-734Hかなぁ・・。悩みます。

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