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2016-08-14

ブンサムラン・フィッシングパークを10倍楽しむ方法

世界的に有名なタイの釣り堀「ブンサムラン・フィッシングパーク」。釣り好きなら一度は行ってみたい夢の楽園です。しかしタイ旅行のついでに寄ってみたはいいけど全然釣れない!ってことが十分にありますので、この記事ではブンサムラン・フィッシングパークを10倍楽しむためのアドバイスをさせていただきます。これさえ読めば釣れすぎて釣れすぎて「もう勘弁して!」と言いたくなるはずです。

ブンサムラン・フィッシングパーク

bungsamran fishing parkとは?

まずはブンサムラン・フィッシングパークとはどんなところなのか、どのようなシステムなのかについてご紹介します。

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  • 名称 : bungsamran fishing park(ブンサムラン・フィッシングパーク)
  • WEBサイト : http://www.bungsamran.com/(タイ語です)
  • 営業時間 : 年中無休 24時間営業(9:00~21:00、21:00~9:00の2部制)
  • 対象魚 : メコンオオナマズ、パーカーホ、ピラルク
  • 料金 : 人数ではなく竿1本につき2,000バーツ(その他オプション多数)

バンコク市内のホテルからタクシーやレンタカーで30分~1時間程度で行ける場所にあり、世界中からブンサムラン目的の観光客が訪れるためタクシーの運転手もほとんど場所を分かっています。そのため釣り場へは難なくたどり着けると思います。(運賃のボッタクリには注意してください)

対象魚は主にメコンオオナマズ。釣れる魚の9割以上がメコンオオナマズです。

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稀に巨大な鯉パーカーホやピラルクが釣れることもあるようで、まぁこればかりは運しだいですね。下の写真はパーカーホ。

パーカーホ

少し変わった料金システム

ブンサムランの料金設定は少し変わっています。まず営業時間は24時間営業なのですが、9:00から21:00までの1部、21:00~翌9:00までの2部に分かれているため、仮に15:00から釣りを開始した場合は21:00でストップフィッシング。23:00に受付を行なった場合は翌朝9:00にストップフィッシングとなります。日中に釣りをするか、夜釣りするかを選べるというわけですね。

そして料金ですが、釣りそのものにかかる施設利用料金は竿1本につき2,000バーツ。人数は関係ありません。例えば男3人で行っても1本の竿を3人で順番に使えば2,000バーツ。3人が皆1本ずつ竿を持ち込んだ場合は2,000バーツ×3本=6,000バーツがかかります。アベレージ20kgのメコンオオナマズとのファイトは本当に疲れます。友人同士で行く場合は絶対に1本の竿を使いまわしたほうがいいですよ。お友達が釣ってる最中は休憩できますし、料金も安くすることができます。

ブンサムランの料金表

その他各種オプションが充実していますので、手ぶらで行っても十分に遊べるのがブンサムラン・フィッシングパーク。

  • フィッシング・ライセンス 2,000THB
  • レンタルタックル 600THB
  • レンタルネット 60THB
  • ロストロッド 6,000THB(レンタルロッドを紛失・破損した場合)
  • バンガロー 600~4,000THB
  • 案内費 1,000THB
  • 餌 600THB

ブンサムラン・フィッシングパークの敷地内にはバンガローがあり、レンタルすることでバンガローから釣りを楽しむことができます。もちろん寝泊りもOK。ランクによって設備は異なりますが、どのバンガローも仮眠をとるには十分ですし、全てのバンガローにコンセントの電源が付いているため、パソコンで仕事をしながら魚がかかるのを待つことだってできるんです。あえてホテルをとらずに来れば24時間釣りを楽しむことができますね。

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ちなみにタイのコンセント形状は日本と同じなのでそのまま差し込んで使えますが、電圧が日本で100Vなのに対しタイでは220Vと違うため製品によっては対応していないものもあるため、海外用変圧器は持って行く必要があります。

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施設内にはコンビニもあるので、ビールを買ってきて飲みながら釣るのも最高です。めちゃくちゃ暑いので適度に水分補給をすることもお忘れなく。

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一応鍵もついてますが、用心するに超したことはありません。

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バンガローのレンタルは任意なので不要であればレンタルしなくてもよく、その場合は隣との仕切りが無い桟橋での釣りになります。魚を釣る分には何も問題ありませんが、一つだけ最大のデメリットがあるとすれば、休日などで混んでいる場合に隣のお客さんとの距離が近くなるため、魚がかかるたびに迷惑をかける(かけられる)ことになります。メコンオオナマズはめちゃくちゃ引くので桟橋を20mぐらい歩かされることもあります。その度にまわりのお客さんに「ソーリー、ソーリー」とやらなければならないのが面倒臭いってことですかね。逆にまわりのお客さんにかかったら10分ぐらい釣りを中断しなければなりません。

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施設内にはレストランや品揃え豊富な釣り具屋さんもあるので、釣りに疲れたりお腹が減っても大丈夫。特に釣り具屋さんはジャンル問わず様々な商品が並んでいて、1時間は余裕で楽しめます。タイのルアーをお土産にするのもいいかもしれませんね。

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現地の人との触れ合いも楽しいです。タイの人はいい人ばかりだぁ。

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意外と釣れないブンサムラン

さぁ、気分も高まってきたんじゃないですか?でもここで少しショッキングな話をしなければなりません。実は、ブンサムラン・フィッシングパークは魚を釣る事が非常に難しい釣り堀なんです。フィッシングガイドやツアーで行くのであれば話しは別ですが、友人だけでふらっと立ち寄って釣れるようなものではありません。いろんな人のブログを見るとめちゃくちゃ釣れてると感じられると思いますが、それにはちょっとした秘密があるんです。

と言うのも、私は基本的にツアーで釣りをしに行くことがなく、現地でレンタカーを借りて釣り場まで自走し、自分達だけで釣りをするというスタイルが好きです。自分で運転することで自由度が増し、寄り道できたり景色を楽しんだりと旅がより一層楽しくなるからです。

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というわけで初めてブンサムランに訪れたときももちろんツアーではなく自分達だけで行きました。幸い日本人客が多いので料金表やレストランのメニューなどは日本語表示もあり、言葉が通じなくてもなんとかなります。問題は釣り方。どんな仕掛けでどんな餌を使って・・まず何をどうすればよいのか・・要領が全く分からないわけです。販売されている仕掛けや餌を買って、周りのお客さんを見よう見真似で自分なりに試行錯誤してみましたが・・。

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3時間経っても1匹も釣れませんでした。他のお客さんはコンスタントに釣っているのに。この違いはなんなんだろう。

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案内人が救世主

答えは簡単なことでした。ピンチを救ってくれたのが、メニュー表に小さく書かれている「案内費 1,000バーツ」というもの。

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要は1,000バーツ支払えばその場で現地の案内人(ガイド)を付けることができるんです。周りで釣っている外国人客(日本人含む)をよくよく見てみると、ほぼ全員がタイ人のガイドと一緒に釣りをしているのです。この案内人がしてくれることは、

  • タックルや仕掛けの準備(ラインシステム組んだり、仕掛け作ったり)
  • 餌の調合(餌と水の配合に気をつけながらいい感じの練り餌を作ってくれる)
  • キャスト(餌をキャストしてくれる)
  • フッキング(魚が食べたら勢いよくフッキングしてくれる)
  • 釣り上げた後のケア(釣り上げた魚から針を外してくれる)
  • 写真撮影のサポート

そう、つまりどういうことかと言うと、フィッシングライセンス2,000バーツにプラスして1,000バーツ支払うだけで、あなたがビールを飲んでる間に案内人が全てのことをやってくれて、あなたがすることは魚とのファイトと写真撮影だけを楽しめるということ。

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しかも、案内人が投げるとめちゃくちゃ釣れるんです。これは決してウソではなく、15分に1匹はかかります。凄い!の一言。案内人なしで自力で釣っていたときは3時間もノーバイトだったのに・・。何が違うのかさっぱり分かりません。

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釣るためのコツや餌の配合などについて詳しく聞きたくても日本語が通じないため上手く聞くことができず。しかしガイドさんの様子を観察していて私なりに感じた点は以下。

  • タナが重要(ウキから餌までの距離によって釣果が左右される?)
  • 餌の練り具合が重要(パサパサすぎずネチョネチョすぎず、水の中でちょうどよく溶けていくような餌と水のバランスがある?)
  • 臭いが重要(緑と黄色の怪しげな液体を混ぜていた)
  • キャストが重要(少しでも遠くへ飛ばしたほうがいい?)

釣れる釣れないを左右する要素はたくさんあると思いますが、これだけは確実に言えることがあります。ブンサムランで爆釣するためには練り餌のバラけ具合の調整が大事。ガイドを雇わずに自力でやっていた時には練り餌の硬さがいまいち分からず、水を加えなさ過ぎるとキャスト時の抵抗でバラバラに飛び散ってしまうし、逆に水を加えすぎると硬くなりすぎて水の中で溶けていかない。配分が本当に難しいです。ガイドが作る餌は、見た目がサラサラしてるのに団子にしておもいっきりキャストしてもバラけず、水の中ではゆっくりジンワリ溶けていく。釣果を左右するのは絶対にこれだと思います。

だからこそブンサムランを10倍楽しむためには1,000バーツ支払って現地ガイドを雇う必要があると思うわけです。ブンサムランの釣りは、ヒットに至るまでのプロセスを楽しむというよりは、どちらかというとヒット後の強烈な引きを楽しむ感じになると思います。もちろんベテランさんになれば自力でヒットさせるという楽しみ方もあると思いますが、初めてブンサムランに挑戦される方は絶対に案内人を雇ったほうがいいです。迫力満点の怪魚とのファイトを楽しみ、記念写真を撮る。こんなふうに割り切ってブンサムラン・フィッシングパークに挑まれてはいかがでしょうか?

ブンサムラン・フィッシングパークのお勧めタックル

ここで釣れる魚のアベレージは20kg。時には30kg、40kgを超える大物だって釣れます。それなりのタックルを用意しておきましょう。一例として私が使用しているタックルを2つほどご紹介させていただきます。

スピニングタックル

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他の方のタックルを見ているともう少しライトなタックルを使っているかと思いますが、魚とのファイトに時間をかけすぎると周りに迷惑がかかるだけでなくお祭りしてしまう可能性があります。特に休日の混雑時は最悪。ですからある程度強いタックルでまずは足元まで強引に寄せてきてから、真下に突っ込む強烈な引きを楽しんでいます。ただしPE8号でドラグを締め込んでのやり取りなので魚の重みと引きがダイレクトに来るため、本当に疲れます。

ベイトタックル

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ベイトタックルもかなり強めの設定。アブガルシアのビッグシューターはクラッチを切った状態でラインが出て行くとクリック音が鳴るように設定することができるので大変便利です。大物とのやり取りにも負けないパワーもあり、大好きなリールの一つ。

写真撮影時の注意点

魚を抱いて写真を撮影する場合、洋服は脱いで上半身だけでも裸になることをお勧めします。私はいつも海パンに上半身裸で撮影しています。

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なぜなら、ナマズのヌメリはハンパなく、Tシャツにこれが付くと水洗いしても全っっっ然とれません。しかも臭いです。

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裸であればバンガローに常設された水道ですぐに洗い流すことができますが、洋服のヌメリはどうしようもありませんよ。ましてやお気に入りのTシャツを着ていくなんてもってのほか。女性の方や男性でも裸になることに抵抗がある方は、最悪捨ててもいいぐらいの洋服が必須です。

追記:2016年10月13日

一つ大切なことを言い忘れていました。ブンサムラン・フィッシングパークへ釣りに行く際は絶対に土日を避けることを推奨します。その理由は・・。ブンサムランフィッシングパークへ行くなら絶対に平日をご覧ください。

追記:2017年04月18日

ブンサムラン・フィッシングパークは2017年3月に移転しリニューアルオープンしました。新しくなってさらに楽しくなったブンサムランについて詳しくは移転後NEWブンサムラン・フィッシングパークで釣るタイの怪魚(バンガロー編)をご覧ください。

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