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2016-10-06

タイにはアマゾンの怪魚を気軽に釣れる場所があるって知ってる?

ご存知ですか?日本から飛行機でわずか6時間行くだけでアマゾン川の魚が釣れるってこと。

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南米ブラジルを流れるアマゾン川は釣り人の憧れの地。特に淡水の魚をメインターゲットとしているアングラーにとっては夢の国なのかもしれません。しかしアマゾン川で実際に釣りをするとなるとガイドを雇わざるを得ないでしょう。ポイントまでのアクセスや様々な危険から身を守るためにも。アマゾンフィッシングツアーなどを利用すると釣り場まで飛行機や車、ボートなどを乗り継いで移動だけでも24時間以上かかり、約10日間の日程で1人60~80万円程度の料金設定となっています。まだまだ”気軽に”とは言えませんね。

それでもアマゾンの魚を釣ってみたい!という願いが簡単に叶ってしまう場所が、日本からわずか6時間で行けてしまうタイにあるのです。しかもその場所はなんと釣り掘。タイは日本と違って四季が無く、1年を通して気温が高いためアマゾンの魚も問題なく生きることができます。そのため大きな池にアマゾンの魚を放流し、釣り掘として管理されているというわけです。その釣り掘の名は、Amazon BKK(アマゾンビーケーケー)。BKKとはタイの首都バンコクの略。アマゾン バンコクという意味を持っているのだと思います。

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場所はスワンナプーム国際空港から車で約2時間ほど走った田舎にあります。そのためタクシーを利用する場合は運転手と交渉して1日チャーターしなければなりません。またはレンタカーで自走するか、Amazon BKKのフィッシングツアーを利用することもできます。

Amazon BKKという名前の通り、ここには本来アマゾン川にしか生息しないピラルクやレッドテールキャットフィッシュなどの怪魚がたくさん放流されています。

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Amazon BKKの釣り方は独特

アマゾン川の怪魚と聞くと「ビッグベイトにもガンガンにバイトしてくる危ない奴ら」というイメージがあると思います。確かにアマゾン川に生息している魚たちはそうなのかもしれません。しかしここはあくまで釣り掘。魚達は管理されている身、つまり人間に飼われているのです。飼われているということは、当然餌を与えられています。餌は瀕死の状態(もしくは死んでいる)の小魚。元気に逃げ惑う活きのいい魚ではありません。

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使用するルアーやアクションは、これに似せなきゃいけないわけです。例えばバイブレーションを早巻きしてもなかなか釣れません。ビッグベイトでランガンしてもなかなか釣れません。自然のアマゾン川にいるピラルクやレッドテールキャットフィッシュのように自ら餌を探して弱肉強食の世界を生きているわけではないため、人間に飼われている魚たちに餌ではないルアーで口を使わせなければならないという、ある意味では非常に難しい釣りになります。とにかくルアーのアクションはデッドスローが基本。

使用するタックルはバス釣り用のタックルでもいけなくはありませんが、できるだけ強めのタックルをオススメします。以下は私がAmazon BKKで使用しているメインタックル。

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この釣り場のレギュレーションとして、バーブレスフックの使用が絶対なのと、1つのルアーに対しトリプルフックは1つまでしか装着してはいけません。カエシ付きのフックは必ず潰し、リアフックは外して釣りをしてください。標準フックは絶対に伸ばされるので必ず大き目ソルト用に変更しておきます。

詳しい釣り方については【徹底ガイド】ピラルクを絶対に釣りたいならAmazon BKKに行くべし(実釣編)をご覧下さい。

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レッドテールキャットフィッシュのクオリティが凄い

私の経験上、タイのアマゾンBKKで最も釣れるのはレッドテールキャットフィッシュ。ナマズですね。その名の通りテール(尻尾)が赤く染まっていて非常に美しい魚です。

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ナマズと言ってもそれほどヌルヌルしているわけでもなく、臭いもほとんど気になりません。全長1m前後がこの池のアベレージサイズ。どの個体もコロンコロンに太っていて超重量級です。めちゃくちゃ引きます。2つの池の真ん中にある小さな橋の下をくぐって走りまくるファイトに何度も興奮しました。※現在橋は取り壊されて無くなり、2つの池は完全に分けられています。

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やっとのことで浮いてきてヌラリとその姿を水上に現したときに尻尾がとても目立ちます。

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一度網に入るとさっきまでの抵抗が嘘のようにおとなしくなります。陸に上げるとGT(ロウニンアジ)と同じように「ガフッガフッ」と鳴くのが特徴。

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引きすぎて池をあちこち移動させられながらもようやくキャッチしたレッドテールキャットフィッシュ。これはブリンブリンのクオリティフィッシュ。さすがはアマゾンに生息する怪魚の貫禄。

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この大きな口でボトム付近の餌を吸い込んで食べています。レッドテールキャットフィッシュを狙う場合はボトム付近をデッドスローで探るのがベター。

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憧れの古代魚ピラルクまで釣れちゃう

Amazon BKKの最大の売りはピラルクが釣れるということです。私も3回通ってようやくピラルクを釣り上げることができました。サイズは小さ目でしたが、中には3m級のピラルクも放流されているらしく、想像するだけでワクワクしてしまいますよね。この時着用しているネックレスはピラルク(アラパイマ)Lです。

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釣り掘とは言え、タイミングを逃してしまうとAmazon BKKの魚を釣るのは非常に難しいです。これからガイド無しのタイ釣り遠征をお考えであれば、事前に【徹底ガイド】ピラルクを絶対に釣りたいならAmazon BKKに行くべし(実釣編)をご覧下さい。せっかくタイまで行ったのに坊主だった・・ということを極力避けるお手伝いにはなると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事があなたのお役に立てましたらSNSでシェアすることができます。

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コメント4件

 矢野 堅治 | 2016.10.27 15:48

アマゾンBBKフィッシングは知りませんでした!
今度行ってみます

 eld | 2016.10.27 22:12

餌やりのタイミング以外は非常に厳しい釣り場ですが、一度は行ってみる価値ありだと思いますよ^^

 矢野 堅治 | 2016.11.22 19:05

先月、台湾(台南)林邊の大金池でバラ釣りを楽しんで来ました 

 eld | 2016.11.23 10:29

いいですね~!
https://www.facebook.com/pages/%E6%9E%97%E9%82%8A%E5%A4%A7%E9%87%91%E6%B1%A0/830597277025264
林邊大金池は行きたかった場所です。次回の台湾遠征で行ってみます^^
2017年3月追記:実際に林邊大金池で釣りをしてきました。>>台湾バラマンディ釣り堀(養殖池)- 林邊大金池

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