ワールドモンスターWMCC-654M か ナマゾンモバイルC594MHで悩む方へ
一昔前に比べるとビックリするぐらい安く気軽に行けるようになった海外の釣り遠征。LCCなどを利用すれば釣り堀天国タイの往復で50,000円~の低価格な飛行機なども存在します。そんな影響もあってか最近は怪魚ブームが加速しているような気がします。先日私も以下のようなご相談をお受けしました。
ワールドモンスターWMCC-654MとナマゾンモバイルC594MHのどちらを買おうか悩んでいます。巻いている糸はPE3号、リーダーはナイロン10号です。どちらがいいのでしょうか。
各メーカーから様々なパックロッドが出ている中で、ワールドモンスターとナマゾンモバイルはどちらも4ピースとかなりコンパクトになりますし、とてもリーズナブルな金額(16,000円前後)で購入することができるため、大変人気のパックロッドだと思います。たまたま2本持っていますので私なりの結論を出してみたいと思います。
ワールドモンスターとナマゾンモバイルを比べてみよう
前置きしておきますが・・ワールドモンスター654Mは私がはじめて購入した4ピースのロッドですので思い入れがあり、ひいき目で見てしまう部分があるかもしれません。そして大前提として私はタックル(道具)にほとんどこだわりがありません。気にしているのはラインとフックぐらいで、ロッドやリールは釣れればなんでもいいというスタンスです。細かいことは一切気にしたことがありませんので、それを踏まえた上であくまで参考程度にしていただけましたら幸いです。
また、ここではタイの釣り堀や養殖池でバラマンディを釣るということをメインに考えていきたいと思います。
持ち運びに便利なのは?
パックロッドというぐらいですので、まず私が気になるのは仕舞寸法です。遠征時の持ち運びを考えるとできるだけコンパクトになってくれたほうがいい。WMCC-654MとC594MHの仕舞寸法を比較してみますとナマゾンモバイルC594MHのほうがロッド自体の長さが短いためコンパクトにまとまります。
- ワールドモンスター WMCC-654M 仕舞寸法:53cm
- ナマゾンモバイル C594MH 仕舞寸法:48cm
しかし付属のロッドケース(セミハード)の長さについてはどちらもそれほど変わりません。そのためスーツケースに収納する際のかさばり具合はどちらも一緒なのかなぁと思います。メジャーで測ってみましたので参考にしてみてください。
- MWCC-654Mのケース:600mm × 90mm × 65mm
- C594MHのケース:570mm × 75mm × 75mm
ちなみにどちらのケースにもロッド2本分(8ピース)を収納することができます。
デザインは?
個人的にはワールドモンスターのほうが好きです。ナマゾンモバイルはグリップを含めロッド全体が真っ黒なデザイン。それに対しワールドモンスターは黒がベースではありますが赤茶色の模様がありますし、所々に金色のスレッドが入っているため「悪」っぽい雰囲気があると言うか・・怪魚っぽい感じがするなって思います。
また、個人的にはグリップ部分がコルクのほうが見た目が好きというのもありますのでデザイン面ではワールドモンスターかなと。
竿の操作性は?グリップの長さは?
釣り堀では基本的にオカッパリからの釣りになります。そのためできるだけ遠投できたほうが釣果に繋がるということもあります。実際にタイの釣り堀でルアーを投げてみましたが遠投性能はどちらもそれほど変わらないような気がします。若干ワールドモンスターのほうが飛ぶかな?という感じですが特に気にするレベルではないかと。
トップウォータープラグなどのルアーをドッグウォークさせるような操作性についてはワールドモンスターのほうが扱いやすいです。特にペンシルベイトは本当に動かしやすい。
ただ、どちらもグリップがもう少し長ければよかったかなと思います。私の身長、体格にはグリップの長さが短すぎるためロッドを脇に挟んでするパワーファイトがやりにくい・・。強いて言うならナマゾンモバイルのほうが少しだけ長いです。
タイの釣り堀や養殖池では時に入れ食いを経験することができます。そんな時は竿の操作性よりもファイトをいかに楽にするかのほうが重要だったり(笑)
結論:私はナマゾンモバイルC594MH
道具にほとんどこだわりが無いので細かいことは分かりません。知ろうとも思いません。どちらもメーカーさんがしっかりテストし自信を持って販売しているロッドだと思いますので性能や耐久性については信頼していいと思うんです。そんな性格ですので本当にどっちでもいいというのが本音なのですが、ワールドモンスター654Mを使用していて唯一ストレスを感じることがあります。それは、ガイドの内径が小さすぎるということ。
WMCC-654Mにはマイクロガイドというものが採用されています。もちろんマイクロガイドにはメリットがあるから採用しているのでしょうが、タイの釣り堀での釣りにおいて(PEラインを使用しリーダーを結束するような釣りにおいて)はこれが本当にストレスなんです。特に私の場合はタイでバラマンディを狙う際にPE5号、リーダーは80LBを使うことが多く、キャスト時やルアー回収時にリーダーの結び目がいちいちガチッと引っかかってしまいます。そのためリーダーを短くしてガイドの中に巻き込まないように注意しながら釣りをしなければなりません。
ワールドモンスターWMCC-654MとナマゾンモバイルC594MHのどちらか1本を選ぶのであれば、私の結論はナマゾンモバイル。理由は上記の通りワールドモンスターのガイドが小さすぎるから。この一点です。少しでも参考になりましたら幸いです。
結局ワールドモンスターもナマゾンモバイルもやめたって話
ここまでワールドモンスター654MとナマゾンモバイルC594MHを比較してきましたが、現在私は結局どちらも使っていません。なぜ?詳細はロッドなんて釣れれば何でもいいと思っていた私がロッドをオーダーメイドするに至った経緯をご覧下さい。
ワールドモンスターもナマゾンモバイルの両方を約1年半ほど使ってきましたが、今では本当に自分のスタイルに合った竿が欲しいということでLates Captor P47 B67MH-ti9 【Eldorado Signature Model】を使用しています。なんと1本の竿に対して4つのグリップから好きなものを自由に選択できるというマルチグリップパックロッド。
ワールドモンスターやナマゾンモバイルもそうなのですが市販されている多くのパックロッドはグリップの長さが短いというのが不満の一つだったため、グリップの長さはしっかりと長く作っています。
そして654MやC594MHでもう一つの不満であった小さすぎるガイド径の問題も解消。比較的太めのラインを使用する私の要望通り、ガイドは大きく設計していただきました。左からラテスキャプターB67MH、ナマゾンモバイルC594MH、ワールドモンスター654M。
まさに私が求めていた1本!これでなんのストレスもなく海外での釣りを楽しめます。
今回オーダーメイドしたロッドと全く同じモデルはこちらのページから購入可能です。→Lates Captor P47 B67MH-ti9 【Eldorado Signature Model】
コメント2件
eldorado | 2018.02.23 7:00
コメントいただきありがとうございます。
以下メジャーで測ってみました。多少の誤差はお許しください。
- MWCC-654Mのケース:600mm × 90mm × 65mm
- C594MHのケース:570mm × 75mm × 75mm
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いつもYouTubeを見させていただいてます。
もしよろしければケースのサイズをレビューいただけないでしょうか?