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2016-08-24

タイランド釣り遠征では野犬に注意

正解最大の淡水魚ピラルクや強烈なファイトで人気のバラマンディをはじめ、様々な怪魚釣りに挑戦できるタイ王国が今人気を集めています。海外に行くとなると言語や治安の問題など不安な要素はたくさんあるかと思いますが、タイには意外な生き物による危険がそこらじゅうに潜んでいますので十分に気をつけなければなりません。

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タイの野犬には出来る限り近づくな

意外と知られていないのですが、タイにはいたるところに野犬が居ます。都会も田舎も関係ありません。人が居るところには必ずと言っていいほど野犬がいるのです。タイの道を1kmも歩けば何匹かの野犬に出会うでしょう。人の生活スペースだろうが関係なく、人間と野犬が共存しているような感じです。

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日本人が犬に持つイメージと言えば、”ペット”や”可愛らしい”というものだと思いますが、タイの野犬は雰囲気が違います。人に飼育されているわけではなく、自力で餌を探して弱肉強食の世界を生きている野生動物ですので一言で言うと”怖い”んです。戦いの傷を負った犬に遭遇することも多々あり、そんな世界を生きている彼らの目は本当に怖い・・。

下の写真の犬は、先日タイに行ったときにバンコク市内で遭遇した野犬。体中に傷があり、足が痛そうに歩いていました。片方の目は潰れていて、もう片方の目も白く変色していました。とっさにカメラを向けようとしたとき直感的に「カメラのレンズを見たらこちらが何か攻撃すると勘違いして襲ってくるかもしれない」と思い、そのまますれ違って後姿を撮影したのです。もの凄い雰囲気を漂わせていました。

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こんな犬がそこらじゅうにゴロゴロといるのです。体はそれほど大きくなく、昼間に遭遇する野犬の大半は人間に興味がなさそうに寝ています。

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ところが油断してはいけません。あからさまにヤバそうな犬にはよっぽど近づきたいとは思わないでしょうが、一見普通の犬であっても飼い犬ではなくあくまで野犬。野生動物。むやみに近づいて刺激してしまえば襲ってくる可能性もあり非常に危険です。中にはペットショップで販売されていそうな犬種の野犬だっています。見た目の可愛らしさとは違って、彼らも野生動物化してしまっていますので、やはりむやみに近づくべきではありません。

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なにが危険なのか

昼間に街を歩いていて遭遇する犬がいきなり襲ってくることはあまり考えられませんが、地域によっては非常に危険な地帯があります。私が以前タイに釣り遠征に行った際に宿泊した格安ホテルは、人通りが多い道からすこしそれて裏道のような細い道を10分ほど行った所にありました。釣りの関係でチェックインが遅くなってしまい、20:00頃でしたかね。Google Mapをカーナビ代わりにしてレンタカーで走って行くと、ある小さな橋を越えたところから雰囲気が激変したのです。ヘッドライトが照らす先に、パッと見で20匹はいると分かるほどの大量の野犬が道路の脇をウロウロしているではありませんか!犬を轢いてしまわないようにトロトロ運転で走っていくと、中にはめちゃくちゃ吠えてくる奴もいて・・。車に乗っているため襲われても大丈夫ですが、もし歩いていたらと思うとゾッとします。

このように、土地勘のまったくない地で突然大勢の犬に囲まれてしまった場合、その恐怖はハンパじゃありません。犬には縄張り意識があるため、縄張りに侵入すると威嚇・攻撃してきます。噛まれて体中傷だらけにされるのは御免ですし、最も危険なのは噛まれたことによって狂犬病になってしまうことです。万が一野犬に噛まれた場合はまっ先に病院に行かなければなりません。海外の病院は言葉が通じないという問題もありますし、狂犬病は非常に恐ろしい病気で最悪の場合死んでしまうこともあります。

とにかく近づかないのが一番

狂犬病の予防注射をしていくなどの予防方法はありますが、予防注射で予防ワクチンを接種しても絶対に効く保証はありませんし、予防注射は1回だけでなく旅行日の何ヶ月も前から継続的に打たなくてはならないものです。はっきり言ってめんどくさいですし、私個人的には予防注射の必要性を感じたことはありません。だって、現地のタイ人はそこで普通に生活していて、毎日のように野犬と接している(触れるという意味ではなく)のにも関わらずわざわざ狂犬病の予防注射を打っているわけではないのですから。

日本人が噛まれるのはなぜかと言うと、もの珍しくて近づいてしまうからです。そして危険地帯と知らずに野犬の縄張りに踏み込んでしまうからです。確かに海外の危ない場所に興味が湧く気持ちは分かります。釣り人は好奇心の固まりですからね。しかし絶対に危険です。野犬の目の前でカメラを向けるのもやめたほうがいいと思います。私は絶対にやりません。写真を撮られ慣れていない彼らからすれば、カメラを向けられた瞬間に身構えて当然。野生動物にとってはキラッと光るカメラのレンズは怖いと思いますよ。防御策としていきなり飛びかかってくる可能性は大いにあると思います。

タイで野犬と遭遇した際は、空気のようなものだと思って素通りしましょう。遠くから眺めている分にはとっても可愛いですよ。

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とにかくタイの野犬には絶対にこちらから近づかない、ちょっかいを出さないことが一番だと思います。どれだけ小さくて可愛らしい犬種であっても。それが一番の予防策ではないでしょうか。タイでの釣りは本当に楽しいので是非是非お勧めなのですが、こんな話も思い出しながら事故無く無事に帰宅してくださいね。

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