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2019-10-22

日本脳炎の予防接種【夢のアマゾン釣行に向けて】

日本脳炎(にほんのうえん)というウイルス感染症をご存知ですか?日本脳炎がどのような病気なのか。そして実際に日本脳炎の予防接種を受けてきた感想などをご紹介します。

日本脳炎とは

日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス感染症。日本脳炎の発症によって死亡に至ることは稀ですが、人間に重篤な急性脳炎を起こします。

日本脳炎はどのように感染する?

水田や沼などの大きな水溜りに発生する蚊(コガタアカイエカ)に刺されることで日本脳炎ウイルスが体内に侵入することで感染。感染した人の1,000人に1人が日本脳炎を発症します。このコガタアカイエカという蚊は暑い日中よりも日没以降に活発に行動するため、夕方から朝方にかけて特に注意が必要です。

アマゾンではジャングルの中で生活(寝食・釣り)するため常に蚊に刺される危険性があります。アマゾンに行くのであれば予防接種を受けないという選択肢は無いでしょう。


出典:国立感染症研究所 昆虫医科学部 「コガタアカイエカ」

日本脳炎ウイルスは、豚やイノシシなどの動物の体内で大量に生成され増殖し、その豚を刺した蚊が他の豚を刺すことで、蚊⇔豚⇔蚊という具合にウイルスが伝播します。そしてその蚊が人を刺すことで感染してしまうのです。

日本脳炎に感染・発症するとどうなる?

日本脳炎に感染すると発熱、頭痛、吐き気、意識障害、痙攣などの症状が引き起こされます。しかし日本脳炎ウイルスに感染してもほとんどの人は症状がなく、気がつかない程度で済んでしまったり安静にすることで自然治癒されます。日本脳炎を発症するのは約1,000人に1人程度と言われていますが、発症すると死亡率は約20~40%。生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうと言われています。

発症率は低いですが万が一アマゾンで発症してしまった場合、釣りもできずに寝込むことになってしまいますし一緒に釣りに行くメンバーにも迷惑がかかるので予防しておくほうがよさそうですね。

過去に日本脳炎の予防接種を受けていた

日本脳炎の予防接種は子供の頃に受けている場合がほとんどです。母親に母子手帳を確認してもらったところ、私も過去に4回の予防接種を受けていました。(産まれた年によっては受けていない場合もありますので確認してみてください)

しかし2009年に細胞培養ウイルスによる新しいワクチンが出来ているらしく、私の年齢が35歳で最初に予防接種を受けた日から30年以上経過していることもあり、先生から初回接種から始めることをお勧めすると言われましたので私も予防接種を受けることにしました。

日本脳炎の予防接種を受けてきました

日本脳炎の予防接種を受けられる病院は意外と少なく、私は岐阜県に住んでいるのですが岐阜駅近くの阪野クリニックが取り扱っているという事が分かり、さっそく電話で予約をしました。

日本脳炎の予防接種は1回だけでは確実な効果が期待できないので、計3回受けることが推奨されています。少なくとも渡航までに必ず2回は受けなければなりません。

  • 1回目接種
  • 1回目接種から1週間後に2回目接種 ←ここまでは渡航前までに
  • 2回目接種から約1年後に3回目接種

一回の料金は6,800円でした。保険は適用外です。注射は一瞬で終わります。全く痛くも痒くもありませんでした。

初めてのアマゾン釣行。まだまだたくさんの注射を打たなければなりません・・。

私が接種した予防注射と薬一覧

そして海外旅行保険にも加入し、万全の準備で挑んだ初めてのアマゾン遠征。本当に最高の経験ができました。→ピーコックバスに憧れてアマゾン川で釣りキャンプしたけど、なにこれ最高

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